2013年12月21日土曜日

Wコールが聞こえました

写真は先日設置したクリエートデザインの330V-1Aです。

今日このアンテナとFT-857DMでWコール局(WR6Y USA;CA)とQSOしました。MW(中波)ではなく7MHz(40m)ですが・・・

夕方の18時過ぎ7135kHzですごいパイルアップになっており、なんだ??~と聞いているとWR6Yのコールが聞こえてきました。パイルアップが一通りさばかれた後、再度CQが出された時にコールすると2局目にピックアップいただきました。59のレポートであっさりとQSO成立です。

その後も他局とのQSOを聞いていると46~47のレポートもあるようで私の信号もまんざらお世辞ではなくそれなりに飛んでいる事を実感した次第でありました。改めてこのアンテナのカタログデータは偽りはないことを実感し、私のようなアマチュア無線を始めて1ヶ月もたたないような初心者でも無線を続けてみようという思いを抱かせてくれたのでありました。

ちなみにこのアンテナ、今日のような雨天では7MHzで約20-25kHz共振周波数が低くなります。エレメントが濡れると分布定数(容量性)が増加するため共振点が下がるとのこと。それでも7.000-7.200MHzでチューナーなしでSWR<1.6となりますが、3.5MHzではまだ3530-3545kHzでSWRが2を越えるため調整が必要です。

また3.5MHzでは1つのコイルの守備範囲が約20kHzなのに対して、雨天での同調周波数ずれが20kHz程度となるため、チャンネルセレクト(コイルの切り替え)を適切に行わないと、昨日はSWR1.0と良かったのに今日はSWR4以上なんて事があるので注意が必要です。

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2013年12月15日日曜日

赤タマネギ


写真は我が家の家庭菜園。先月末にCOLさんから頂いた赤タマネギの苗です。

11月末に植えました。12月に入り気温がみるみる下がってきたため慌ててワラを敷き詰めました。あたかも自分でやったかのように書いていますが、全て家内がやってくれました。

夏にはスイカを作ったりもしましたが、冬場は日当たりが悪く育ちがいま1つです。反射板などを使って効率よく日光が当たるようにしなければいけませんね。

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2013年12月9日月曜日

伊吹山

 
写真は11月30日の昼過ぎ、新幹線乗車中の米原-岐阜羽島間で撮影した伊吹山です。名古屋に用事があって新幹線で出かけました。日中は秋晴れのぽかぽか陽気。写真ではその迫力が伝わらないかもしれませんが晩秋で新雪を頂いた伊吹山の絶景にしばし見とれておりました。

伊吹山にはかつてスキー場があり上の写真にもそのゲレンデの後がわずかに写っています。もう40年近く前になりますがスキー板を担いで山頂まで上がり、その後1合目の登山口まですべり降りたことがありました。

山頂からの滑り出しはすり鉢状になっており40度近くの傾斜があって、まるでびわ湖へ飛び込んでいくような感じで大迫力。7合目くらいまで降りると傾斜が緩やかになって滑りやすくなりますがブッシュが多く思うようなシュプールを描けなかった記憶が昨日の事のように思い出されました。

ちなみに上の写真。6-7年前のPHSのカメラで撮影しました。拡大してもきれいな画像にはなりません(昨日の案内表も同じ)。

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2013年12月8日日曜日

第二級アマチュア無線技士国家試験

今日12月8日、第二級アマチュア無線技士国家試験を受けてきました。上の写真は入り口に貼ってあった案内表です。

受験番号からするとこの試験場での受験者数は2アマ93人、3アマ29人、4アマ36人です。3アマ、4アマは試験の回数が多いこと、また講習会での資格取得が可能なため受験者数は少ないようです。2アマは国家試験が唯一の資格取得の方法であること、また試験も年3回(4月8月12月)と少ないことから1回の受験者数が多いみたいです。

試験会場を見回してみての印象ですが2アマの受験者の年齢層は50-60歳以上が最も多く約7割、30-40歳代が約2割、それ以下の年齢層が1割(10代、20代と思われるかたも何人かいらっしゃいました)。

思うところがあって今年9月の国家試験ではじめて無線従事者(3アマ)の資格を頂きました。その後開局に向けていろいろと作業を行ってきましたが、それと平行して2アマの受験準備も行ってきました。

開局に向けては従事者免許証が10月下旬に、無線局免許状が11月中旬に交付され、11月末の週末に受信用アンテナの整理と送信用アンテナの作業を行いました。特に送信用アンテナの架設、調整は1人では無理で、息子に手伝ってもらうため部活のない日曜日に行いました。

先日ようやくQRVにこぎつけ3.5MHzは関東、東北、7MHzは北海道、21MHzではVK6(オーストラリア)とQSO出来ました。ある程度の信号強度で受信できる局に呼び返すと応答いただけるのでそれなりに電波は飛んでいるようです。また交信は出来たもののアマチュア無線は全く初心者で皆さんにご迷惑をおかけしております。

2アマの受験勉強は10月に受験申請をしてから毎週月曜から金曜日の朝、毎日早起きをして1時間早く出勤し、仕事前に野口幸雄氏著の問題集を3回通して行いました。

 今日の試験ですが法規、工学とも20分ほどで解き終わり、手ごたえとしては確かな感じではありましたが結果が出るまではドキドキです。

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2013年11月26日火曜日

クリエートデザイン 330V-1A ①

写真はクリエート・デザイン社330V-1Aのアンテナエレメントの組み立て風景。

11月13日付けで無線局免許状が交付されました。これを受けて11月23日-24日にかけてアンテナの架設作業を行いました。写真は11月23日のアンテナの組み立ての様子です。

23日には週末の日課である6kmのランニング後の昼前にアンテナの組み立て作業を開始し、アンテナエレメントに誘電グリスを塗布しながら慎重につなぎ合わせて行き結局その日は330V-1Aを組み立てるだけで終わりました。

翌24日これまた午前のランニングの後、設置作業を行いました。直径48.6mm全長4mの足場鋼管をアンテナマストとして2階ベランダに設置し、その先に330V-1Aを固定しました。大学生でボート部の長男と家内に手伝ってもらいヘトヘトになりながら最低限の固定作業での仮設置です。給電点の地上高は8mとなりました。

午後3時には京滋ミーティングに出席のため仮設置の段階で作業中断。ミーティングから帰宅した17時過ぎにはすでに日没でこの日の作業は終了としました。

24日の夜間にVSWRの測定を行いました。マニュアルには7.1MHzでのSWRを見て最良点がずれている場合エレメントの調整が必要とのこと(この調整を怠ると3.5MHzの調整が出来ないとのこと)。・・・測定値の最良点は7.105MHzでSWR1.25。エレメントを10mm程度調整する必要があります。またこの状態で3.8MHzの測定をしたところ最良点は3.774MHzで約25kHzもずれておりました。

次の週末にまた息子に手伝ってもらって調整の予定です。

SWRを測定しました→330V-1A 7MHzのSWR

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2013年10月31日木曜日

FT-857DM ①

写真はヤエスのFT-857DM(50W)です。移動局用に先日購入しました。

現在局免の申請待ちですが、受信は免許が無くてもできるのであちこちと聞いてみています。

HAMバンドの受信に限ればNRD-545よりも了解度がいい場合も多いですが、放送バンドの受信ではNRD-545やAR-7030+にはかないません。

先ほど今月は1つも記事をアップしていなかった事に気が付いて、穴埋めのため急いでアップしました。

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2013年9月29日日曜日

DFD2-101 デジタルカウンタ接続


上の写真はFR-101の底面です。デジタルカウンタDFD2-101への接続のため第一局発を第一ミキサ入力端子から緩衝回路(黄色のテープを巻いてある;2SK241と2SC1923の2段)を介して背面の5ピンの外部VFO端子へ配線しました。第二局発は同じく外部VFOの配線を利用し第二ミキサ入力端子から0.01uFを介して直接引き出しました。BFOについてはまだ仮接続にとどめています。

このカウンタの面白いところは第一、第二の局発を同時に測定し、プリセットから実際の受信周波数を表示してくれるところにあります。
第一局発をHFO、第二局発をVFOとすると受信周波数(RF)は
RF(MHz)=HFO(MHz)-VFO(MHz)+3.1793MHz
で求められます。

1例を示すと局発のそれぞれのカウント結果がHFO=19.52MHz、VFO=8.9493MHzであるとすると受信周波数はRF=19.52-8.9493+3.1793=13.750MHzとなります。
 
また以前に49mbの裏技でバンドスイッチを★3として第一局発の水晶を装着しないで受信する方法を示しましたが、この場合でもこのプリセットが適応され受信周波数RF=0-9.2343+3.1793=-6.055⇒6.055MHzと下の写真のように表示されます。
 
ここまで記事をお読みいただいてある程度このカウンタの面白さをご理解いただけたと思いますが、同時に皆さんには1つ疑問を感じておられるのではないでしょうか?

何がかって?

FR-101の第二中間周波は3180kHzであるのは皆さん周知のことと存じますが、先ほどの計算式で中間周波のオフセットが3179.3kHzになっている点です。

このカウンタは本来はFT-101用のものなのです。FT-101ではAM/CWのキャリア発振が3179.3kHzであり共通されています。このためFT-101用カウンタのオフセット値には3179.3kHz が採用されています。

ところがFR-101ではAM受信ではBFOはOFFとなり3180kHzのフィルタ(ワイド、ナロー)の中心周波数が受信周波数となりオフセットは3180kHzでなければなりません。

この問題を解決すべく現在代理店を通して製造元に第二中間周波のオフセットを3180kHzとしたROMを手配していただいています。

さらに追加。
受信モードの表示機能もあります。もともとの設計ではBFOをカウントして中間周波数(3180kHz)と比較し、BFOが1kHz以上高い(3181.5kHz)とLSBと、1kHz以上低い(3178.5kHz)場合にはUSB、その差が1kHz未満(3179.3kHz)であればCW、そしてBFOが0(発振せず)であればAMと表示するように設定されています。

今のところ前述の中間周波のオフセット値の問題があって受信モード表示が正常には作動せず、このため新しいROMの確認ができるまでBFOを仮接続としているのでありました。

非常に面白い製品ではあるのですが、何分かなりのじゃじゃ馬で少し持て余しています。完全に動作させるようになるにはもうしばらくかかりそうです。

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2013年9月8日日曜日

FR-101用デジタルカウンタ(DFD2-101)

 
写真はFR-101とAADE社DFD2-101;周波数カウンターです。

FR-101は第1局発固定(第1中間周波可変)、第2中間周波可変(第2中間周波固定)のコリンズタイプのダブルスーパー方式の受信機です。

FR-101のデジタルタイプではMHz表示をバンドセレクタと連動してあらかじめ設定されていて、第2局発(VFO)の周波数をカウントしオフセットダウンカウントすることでxx.xxx.xkHzと受信周波数をデジタル表示していました。

MHz表示がセレクタスイッチによって固定されているため、デフォルトの水晶を変更した場合も変更前の周波数が表示されます。

ところがAADE社のデジタルカウンタDFD2-101では、第1局発と第2局発を同時にカウントして、それぞれの周波数をオフセット表示することで実際の受信周波数を表示してくれるのです。

上の写真では20mb(14.0-14.5MHz)用の水晶を21mb(13.5-14.0MHz)用に交換し13700kHzを受信している様子です。従来のFR-101デジタルでは14.200.0kHzと表示されるところがAADE社のデジタルカウンタDFD2-101では実際の受信周波数である13.700.000kHzを表示します。

またこのカウンターはBFOの周波数をカウントすることによりLSB、USBを表示して±1.5kHzをオフセット表示してくれます。BFO入力が無ければAMと表示します。

一昨日に発注し、今日商品が到着。仮接続して動作確認しました。本設置は来週になりそうです。

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2013年8月31日土曜日

FR-101で90mbを受信する

写真はFR-101で3325kHzのRRIと思われる局を受信している様子です。

FR-101は中間周波の関係で2.0-3.5MHzと5.5-7.0MHzは受信できないとされています。が月刊短波1978年5月号の「受信機特集●BCL人気10機種を点検する」の記事のなかで

「さて、90mbは専用コンバータのほかに、FR-101に直接水晶を実装して受信する方法がある。それは、★1バンドに9020kHzの水晶を入れ、プリセレクタを合わせる。プリセレクタの同調がとれるのが、3.3MHz付近までだが、それほど感度低下もなく受信できる。」

との記載があります。


今回13.5-14.0MHz受信用の水晶(19.520MHz)を発注するついでに9.020MHzやその他いくつかの水晶を購入しました。上の写真は納品伝票とHC-50/U 20.020MHz(20mb用)クリスタル。20mb用の水晶はFR-101に標準装備されていますが活性低下で発振しなくなっていたため新たに購入しました。

短波誌の記載どおりに9.020MHzの水晶を★1に装着しプリセレクタをあわせると3.3MHz程度までそれほど感度低下も無く受信できました。

記事ではさらに「同調回路のコイルを調整すれば、さらに低域まで受信できるようになるが、取扱説明書にはこのバンドが受信できないことになっているので、カタログ性能の保証は何もない。」とのこと。

ある程度受信できるとなると欲がでるものでプリセレクタ及び高周波増幅のコイルT107、T108、T109を調整してプリセレクタの同調下限を3.25MHz程度まで下げてみました。特に不具合なく3250kHzのチョソンの声がAR-7030+と同じ程度に受信できています(3325kHzはNRD-545よりもいい状態、AR-7030+とは同等)。

ちなみに13.5-14.0MHzもすこぶる快調に受信できます。49mbは裏技がありますし、中波はコンバーターで。あと受信出来ないのは120mbのみとなりました。

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2013年8月10日土曜日

FR-101 LEDメーターライト

FR-101メーターランプをLEDに交換しました。

先週末メーターランプを3V30mAのムギ球に交換しましたが30年前の記憶をたどってみても、またネットで検索して表示されるFR-101と比較してみてもライトが「暗い」です。

そこで超高輝度5mm電球色LEDとLED光拡散キャップ(5mm)を秋月電子通商から購入し交換しなおしました。

電流制御用にメーター外付けに1kΩの抵抗を直列に入れ、2本並列のLEDがちょうどいい明るさとなりました。この状態で10mA(それぞれのLEDに5mA)。今回は2時間で作業が終了です。



またLED購入と同時に19.6608MHzの水晶発振子も発注。20.02MHz(14.0-14.5MHz)の水晶と交換し13.64-14.14MHzが受信できるようになりました。

本来なら19.52MHzのクリスタルで13.5-14.0MHz(21mb)の受信が出来るようになるのですが、いくらさがしてもこの周波数のクリスタルはみあたりません。特注するしかないようです。

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2013年8月4日日曜日

FR-101 メーターランプ交換

写真はFR-101のフロントビュー。Sメーターのライトが点灯するようになりました。
Sメーターのランプはかれこれ30年以上切れたままの状態で放置していましたが、昨日ようやく交換したのでありました。

実は15年ほど前に一度メーターランプ交換にチャレンジしたものの、メーターに内蔵されたランプを目の当たりにして怖気づき、メーターをばらすことなく撤退した事がありました。

今回は覚悟を決めて事前にあちこちのサイトで作業手順を確認。昨日エイヤっと作業を開始しました。

いざ始めてみるとこれがうわさ通りの困難な作業で、メーターを完全にばらさないと安全にはランプを交換出来ません。中途半端な状態(メーター駆動部をケース内に入れた状態)でランプ交換をしようとすると、メーター本体のマグネットの影響で半田ごてやピンセットなどが予期せぬ方向へ動きメーター針やリミッターを破損してしまいそうです。

メーターを完全にばらすのも簡単な作業ではありません。フロントパネルを取り外した上で
①作業スペースを確保するため、FM DET基盤を取り外す。またFIXユニットの固定ネジをはずしFIXユニットをシャーシ外にずらす。
②下図のA(Sメーターの入力端子)の2つある手前のナットを緩め入力配線をはずす。
③下図Bのバンド表示ライト側で半田をとり抵抗を浮かせる。
④Cはメーターランプへの電源端子だがスプリングワッシャーがはさまれているためメーターを分解して、内部から+ドライバーをで支えてやらないとはずれない。
 
⑤フロントパネルにメーターを固定してる3つのネジをはずしてメーターを浮かす。
⑥メータークリアカバーをはずす。
⑦ランプならびにメーター目盛り版を固定しているビスをはずす。
⑧メーター目盛り版をメーター針に触れないようにとりはずし、上図のAの文字あたりにあるメーター本体を固定しているネジ2つをはずします。
⑨上図Aのメーター入力端子の残りのナットをはずし、ランプの配線に気をつけてメーター本体を取り出す。
⑩電源の配線(上図C)を内部からプラスドライバーで固定しながらナットをはずすと下図のようにメーターが完全にばらせます。


文字にしてみると簡単ですが、試行錯誤しながらここまで約2時間。
 
当初ランプはLEDに交換するつもりでオレンジのものを用意していましたがどうも色合いが合わず、後ほど抵抗で調整すればいいとホームセンター等で簡単に入手できるオーム電気の3V30mAのムギ球を使用しました(デフォルトのランプは9Vのものが使用されているそうです)。
 
電球2本がパラレルに入ること、またムギ球が想定していたより暗いため結局は追加の抵抗を入れることなく入れ替えを行いました。
 
後は取り外した逆の手順で組み立ていきますが、ワッシャーの入れ忘れがあったりで結局作業開始から9時間で(途中ジョギング、食事、入浴などの時間はありますが)、最後の30分ほどは家内の手を借りて組み上がったのでありました。
 

2013年7月26日金曜日

Collins 51S-1 快調です


Collins 51S-1が修理から戻ってきました。

数年前にJA3のOMさんから譲り受けた51S-1ですが、1年前から受信音が小さくなり、AFゲインをかなり上げないと十分に聞こえない状態となっておりました。さらに半年前にはAFゲインを最大にしても受信音が出なくなりました。

当初はAF段の不良かと思って12AX7や6BF5を突いてみましたが反応はなし。よくよくみてみるとAFゲインを上げていくとハム音が大きくなるのでAF段以前の不良との察しはつきましたがそれ以上は調べる事ができずにうっちゃっておりました。

今年の5月にSNSでお世話になっているリタイアされたエンジニアの方とのやり取りで「51S-1を動作させなくておいておくのはもったいないので」とのことで現役エンジニアのコリンズマニアの方をご紹介いただいて修理して頂けることになりました。

51S-1を送り出して4日後には連絡があり、中間周波トランスの終段T3の断線があり受信不能になっているとのこと。(下図;不良のT3)
修理には新たなT3が必要です。E-Bay(USA)で売りにでていると教えていただき、すぐさま購入しました。代行業者を介してアメリカから16日で手元に届きました。手元に届いた翌日にエンジニアの方へ転送。
転送して2-3日後には「受信できるようになりました」との連絡をいただきました。ただし長期間放置していたためあちこちに接触不良があるようで、しばらくエージングして他の不良箇所もチェックしていただけるとのこと。
 
さらに待つこと3週間、ついに修理完了の連絡をいただき先日51S-1が送られて来たのでありました。
 
クリーニング及び各部の調整もして頂いたようで非常に調子がよくJA3のOMさんからお譲り頂いた当初を上回るコンディションです。普段夏場は発熱が多くて51S-1の出番は少ないのですが、手元に戻って以降、連日コリンズの奏でる受信音に耳を傾けています。
 




2013年7月18日木曜日

ダイエット⑤


みなさまご無沙汰しております。

最近ラジオ、受信から遠ざかっておりネタ切れのためブログの更新をストップしておりました。

今日は毎月18日のダイエットの日(とかってに決めています)のため体重推移をアップいたします。

6月末から7月初旬にかけてジョギングの距離を伸ばしたおかげで若干減量が進みましたが、先週末の不安定な気象状況のため十分にジョギングができなかった影響でここ数日で再び体重が増加の傾向にあります。

最近はジョギングも高温多湿からか発汗が多く、体力の消耗が激しくタイムが落ちてきて(早く走れなくなってきて)います。また同じ理由でジョギングの距離も伸ばせなくなってきており、ウォーキングを追加するなりして消費カロリーアップを目指したいところです。

ラジオネタでは現在Collins 51S-1を修理に出しており、これが戻ってくればまた報告させて頂く予定です。

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2013年6月30日日曜日

6月の投票結果

2013年6月のアンケート
「ナショナルのプロシードシリーズでお好みは?」

1位 : RF-2800                                                                               3件(30%)
2位 : RF-2600                                                                               2件(20%)
3位 : RJX-4800/D、RF-B30、RF-B600、RF-2900、RF-B11   各々1件(10%)

今月のアンケート終了です。投票いただいた皆様にはお礼申し上げます。

今月は10票の投票でした。これまでのアンケートでは最も投票数が少なかったです。
投票いただいた方の年齢層もほとんど40歳代で、今回は50歳代の方がおみえにならなかったのも特記すべきこと。

ナショナルのプロシードシリーズはRF-2800、RF-2600でこそBCLブームのピークに発売されたものの、その後に機種についてはBCL熱も下火になったころに発売されました。このため私よりご年配の方(50歳代以降)にはあまりなじみがなく投票いただけなかったのかもしれません。

このプロシードシリーズはデジタル直読タイプで、当時としては周波数を簡単に合わせて待ちうけ受信も思いのままで受信スタイルを大きく変えてくれたラジオだと思います。がその反面「アナログタイプのラジオでこそBCLの醍醐味がある」と感じておられる方も多くいらっしゃるため今回のアンケートでは投票数が伸びなかったのではないかと考えています。

今年3月から続けてきましたアンケートですが今回で一旦終了させていただきます。多くの皆様にご参加いただきありがとうございました。また皆様のご意見をおうかがいしたくなりましたら再開しようと思います。

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2013年6月21日金曜日

RTL-SDRドングルの性能比較

 
写真はRTLドングルのせいくらべ。ドングルとはUSBメモリーに代表されるPCに接続する小型の機器を示します。
写真左の黒い背の低いドングルがDS-DT305BK(FC0012)、真ん中の白いドングルはDS-DT310WH(FC0013)、写真右の大きい黒いドングルがDVB-T+DAB-FM(R820T)です。( )内はチューナーチップの名称。
 
 
上の写真は以前に紹介したDS-DT310WHの内部です。2つの主となるチップから構成されています。その1つはデジタル復調8bitA/DコンバーターのRTL2832Uでありもう1つは受信をコントロールするチューナーチップ(写真ではFC0013)。
 
RTL-SDRとして作動するにはRTL2832U搭載が必須ですが、チューナーチップについてはいくつかの種類が対応しているとのこと。今回はチューナーチップFC0012、FC0013、R820Tの3種類の搭載されているドングルの比較を行いました。
 

 
上にはそれぞれのチューナーチップのSDR#のRTL-SDR Controllerの表示を並べてあります。RTL AGCをONの状態でTUNER AGCをOFFとしてのRF Gainを最小(上段)、最大(下段)で表示しています。
 
FC00系チューナーでは最小-9.9dBでありR820Tでは0dBとなっています。
最大ゲインはFC00系で約20dB、R820Tで約50dBです。
 
ゲイン調整はFC0012の5段階ですが、FC0013では23段階、R820Tの29段階とチューナーチップによって差があります。これらをまとめたのが以下の表。
表の最大ゲインだけを見るとR820Tがおよそ50dBの利得に対してFC00系では最大利得は約20dBで、30dBも利得が低く勝負にならないように思えます。が、あくまでこの数字は絶対表示ではありません。
 
そこでこれらのチューナーの感度を直接比較できるようにアンテナを4分配して3つのRTL-SDRチューナーとIC-R8500の4台に接続し同時に立ち上げて受信状況を比べてみました。
 
それぞれのチューナーで3.2MHzの受信帯域で87.0MHzから90.2MHzを表示させ89.0MHzの放送波を受信しています。
 
強力局のシグナル強度が同じになるよう、また比較的弱く受信できる89.0MHzが同じように了解できるようにそれぞれのチューナーの利得を調整しました。
 
FC0012、FC0013でのRF Gainがそれぞれ19.2dB、19.7dB(最大感度)の受信状況とR820TのRF Gainの29.7dBでの受信状況がほぼ同じであることがわかりました。つまりはFC00系チューナーのRF Gain表示に約10dBを加えた値がR820TチューナーのRF Gain表示とみなす事ができるようです。
 
さきほどの表でmax-minを書いていますがこれがR820T、FC0012とFC0013の相対感度比較ということになります。
 
次に強入力特性に注目しました。
RF Gainが大きくても簡単にお化けが出てしまうようでは使い物になりません。上の図ではR820Tを2台を並べて先ほどと同じ条件で89.0MHzを受信している様子です。
 
図中の上のSDR♯ではRF Gainを33.7dBとし、下のSDR#では29.7dBとして受信しています。上のSDR#は下に比べ多くの相互変調波が観察されまた。また89.0MHzの受信でも本来の放送波ではなくその隣の89.4MHzの変調が乗ってきてしまいます(混変調)。
 
FC00系チューナーでは基本的にはフルゲインでの受信でもさほど問題となる相互変調が見られることがありませんでしたが、R820TではRF Gainを30dB以上にすると混変調がひどくなるばかりでそれまで聞こえていた微弱局が聞こえなくなってしまいます。
 
この傾向は普段私が常用する66-108MHz(72-92MHz)の間ではほぼ同じで(92MHz以上ではR820Tをフルゲインにしてもお化けの発生はありませんでした)、R820TではRF Gain表示の30dBを境にして急に混変調が目立ってくるような印象でありました。つまりはR820Tの20dBの余剰利得は私のような強電界地域では(周波数によっては)かならずしも感度向上には貢献していないというのが今回の結論です。
 
ただしここまでの結果はあくまで強電界域でのものであって受信環境によっては十分にR820Tの利得の恩恵を享受される方もたくさんいらっしゃるかと思います。
 
結語:RTL-SDRドングルの強電界域での使用ではFC0012は利得調整の面で微調整が困難で若干不利なもののWFMの受信における実用感度はFC0012、FC0013、R820Tでほとんど差がないものと思われる。
 



2013年6月18日火曜日

ダイエット④

毎月18日はダイエットの日。
5月18日以降の体重推移を追加しました。72kgをはさんで大きく上下していますがなんとか現状維持。

ジョギングは6kmを1セットとして、これを1週間に5~7セットこなしてきました。食事量は増えないように気を使っていますがアルコールの摂取量が若干増えています。

ここ京都では6月13日、14日の最高気温が35.9度、34.5度と真夏ような日が続きました。さすがにその日のジョギングはこたえました。家内と二人でふらふらになりながら約6km(高低差50m)を40分かけて走り、その後30分ほどは動けませんでした。

7月、8月はこの状態が毎日続くかと思うと憂鬱になってきます。どう対処しようかと悩んでいます。

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2013年6月16日日曜日

RTL-SDR 受信帯域幅

上の図はRTL-SDR、SDR#を2台同時稼動している様子です。図中の上のSDR#では81.9MHzから85.1MHzの3.2MHzを受信。下のSDR#では85.1MHzから88.3MHzの3.2MHzを受信しています。

RTL-SDRでは最大受信幅は3.2MHzで、普通に考えると3つのRTLチューナーを使用すれば3.2MHz×3=9.6MHzの丸取りが出来そうに思います。ところがWFMの受信の場合は受信周波数から少なくとも上下100kHzは放送波が占有しているため上の図のように85.1MHzを境に2つの受信帯域を分けると85.1MHzの放送波の受信ができません。


そこで複数のチューナーで連続してWFMの放送を受信する場合、それぞれのSDR#間で100kHzのオーバーラップが必要となってきます。上の図のうち下のSDR#では85.0MHZ-88.2MHzを受信していますが、トップの図では見られなかった85.1MHzの放送波が見られるようになりました。

HFのSDR受信機PERSEUSではPCモニター上では実際の受信帯域より狭めの表示がなされておりバンドエッジの受信問題が取り上げられることはありませんでした。むしろ表示されている周波数以上に受信;記録されていることがありがたいように(好意的)書かれる場合が多ったように思います。

現在3台のSDR#を同時稼動挙していますが、上記の理由からWFM受信用として一度に記録できる帯域幅は9MHzとなります。

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2013年6月15日土曜日

Multiple RTL-SDR

写真は以前紹介したFM用SDR受信機(RTL-SDR;ワンセグチューナーに使用されているチップ、RTL2832Uにちなんでそう呼ばれている)を複数(3台)同時に使用している画面。76MHzから85MHzの9MHz幅を一度に受信している様子です。

先日COLさんにFM用SDR受信機を紹介したときに「記録幅3MHzは中波みたいにバンドごと記録するには中途半端で・・・」とのコメントを頂きました。確かにその通り。中途半端です。

そこでいろいろ調べてみると昨年12月にMultiple RTL-SDRについて報告しておられる方がいらっしゃいました(海外で)。早速検証してみました。

ワンセグTVチューナDS-DT310WHを2台と輸入もののRTL2832U+R820T搭載のデジタルTVチューナーを4ポートUSBハブにのせて使用します。

DS-DT310WHの定格が5V0.5Aと記載されており3台を同時に稼動するとバスパワーの限界500mAを越えてしまいそうでもありますが、消費電力が0.8Wとの表示ありこれを元に流れる電流を計算すると3台で480mAとなり許容範囲に収まります。
SDR#は1つのソフトにつき1台のチューナーに対応します。このため3つのチューナーを同時再生するにはSDR#ソフトが3つ必要になります。上の画像は3つのSDR#をPCにコピーしてそれぞれを立ち上げたもの。1つのソフトで複数台のRTL-SDRを立ち上げることができました(2013/6/18訂正追記)。記録幅3.2MHzで3台のSDR#を同時稼動しています。
 
現在のPC環境はIntel Core 2 Duo E8400、DDR2 4MBですが多少のビット落ちはあるものの3台同時に稼動して記録も出来ました。かなりCPUに負荷がかかるようでアイドル状態でのCPU温度は40℃であるのに対して3台同時起動すると63-64℃まであがってしまいます(CPUの使用率が表示出来なくて温度でおおよその状態を表現しています)。
 
以上の結果から少なくとも3台のRTL-SDRの同時稼動については確認できました。今回の検証結果から今後同時稼動の台数を増やして行く際の問題として考えれらる点としては
①USBポートの問題
1つのUSBポートからはおそらく3台が限界で他に複数のUSBポートを有するPCであること。
②高性能のCPUの必要性
一昔まえのPCでは3台程度の同時稼動が限界と思われます。さらに稼動台数を増やすには現在のCore iシリーズなどの高性能CPUが必要。
③複数のアンテナが必要
それぞれのチューナーに個別のアンテナが用意できればいいのですが、現状では1つのアンテナを分配して使用するのが現実的で分配によるロスが問題となってきます。
 
現状でも非常に魅力的な受信機であることは変わりありません。ここ数日ブログのこともすっかり忘れRTL-SDRでいろいろと遊んでいたのでありました。
 

2013年6月9日日曜日

FM用SDR受信機

上の図はFM用SDR受信機のSDR#の再生画面。

先日のワンセグテレビ/FMチューナーDS-DT310WHを使用しSDR#(シャープ)というソフトを使ってFM用のSDR受信機として使ってみました。

今日の昼前にEスポが発生しており90MHzから上で中国語局が多数入感していました。SDR#を使用し90.3MHz-92.7MHzを記録しました。約1分のファイルで570MB。この間のFM局が丸取りできています。

PERSEUSのように記録帯域を狭くは出来ませんが(変更できました)。記録のフォーマットを8bitから32bitの3段階としてファイルの容量を調整できます。

Eスポシーズンは一度に多数の局が入感してきますが、今までの受信方法では1局にしがみついて録音、確認でした。ところがこのFM用SDR受信機はPERSEUSでのAM同様に広範囲に投網を仕掛けることができます。しかも1980円(PERSEUSは100,000円以上)。

受信性能についてはポータブルラジオにも若干劣りますが、Eスポの場合比較的信号は強いので(TPMWのようなノイズすれすれの受信状況ではない)このSDR受信機でも十分実用になります。

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2013年6月8日土曜日

DS-DT310WH

写真はワンセグTVチューナーDS-DT310WHです。近くのホームセンターで1980円で販売されていました。

内部を覗いてみるとRTL2832Uがのせられています。このチューナーでワンセグTVのほかFMを受信できるのとのこと。

付属のCDを使わずにウエブ上のソフトをうまく使えばFM版SDRに変身するそうです。

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2013年6月7日金曜日

KTWR QSLカード

写真は先日のKTWRの日本語放送のQSLカード。

2013年5月25日のKTWR日本語DRM試験放送の受信報告に対しての確認証です。

ウエブサイトからの受信報告で、必要事項にチェックを入れるような簡単なものでしたがペーパーによるカード、レター、スケジュール表の返信をいただきました。

受信報告にスプリアスがひどかったと付け加えておきましたがそれに対するコメントはありませんでした。あの状態で送信が開始されるはの考えものです。

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2013年6月6日木曜日

DE1103 1号機

写真は2台のDE1103。写真上のぼろぼろの方が1号機。京滋ミーティング テクニカル情報 中国製ラジオの紹介(会報Jamming 314号 2006年8月)の写真に写っているそのラジオです。

以前のブログでDE1103を新たに購入したことをお話しました。そのときに1号機は「フロントパネルがはずれ、受信不能」と書いていました。てっきり家内に処分されたと思っていたDE1103の1号機が出てきました。

フロントパネルは完全にはがれてはおらず「めくれる」くらいです。アンテナにセロハンテープが貼ってあるのはアンテナ先端が抜け落ちるのを防ぐためで、満身創痍の状態。

受信不能だったと記憶していたのですが電源ONボタンを押してみると・・・また作動しました。

2006年の記事では「長期にわたる製品の信頼性については未知の部分がおおく、やっぱり価格相応だったと数年後にぼやいているのかもしれません」と締めくくっていましたが、DEGEN社の初期の機種DE1102、DE1103はMade in Japanに劣らぬ長期の信頼性があったのだと7年後の今実感している次第です。

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2013年6月5日水曜日

FR-101プレート

昨日のFR-101の間違いさがしの答えです。

FR-101のネームプレートが101S→101へと変わりました。FR-101アナログスタンダードのネームプレートは写真下のように"YAESU FR-101S"と表示されます。これに対してFR-101アナログデラックスは"YAESU FR-101"とSなしで表されます。

FR-101Sからフルオプションを装備し内容的にはFR-101デラックスとなりましたが、ネームプレートがスタンダードのままではここまで入れ込んできたのが中途半端に感じ、先日TMTサービスからプレートを購入、昨日交換しました。

これで見た目も中身もFR-101Dになりました。後はSメーターのランプ切れを治せば出来上がり。もうしばらくは楽しめそうです。

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2013年6月4日火曜日

FR-101間違いさがし

写真は私所有のFR-101です。

5月25日のブログ「FR-101Dになりました」に同じような写真を掲載していますがその写真と今日の写真は1ヶ所が違います。さてどこが違うでしょうか?

答えはまた明日のブログで。

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2013年6月3日月曜日

ICF-SW23

写真はSONYのICF-SW23とクーガー2200のミニチュア。

以前ICF-SW20の記事をアップしましたがSW20は短波帯が受信不能でありまた新たにミニチュアサイズのポータブルラジオが欲しくなり現行機種のICF-SW23を購入してしまいました。

連日価格コムとにらめっこしアマゾンが最安値となったある日に購入したのでありました(アマゾンのクーポン券が貯まっていたのもあってついつい・・・)。

先日のICF-SW11の性能に気を良くして手を出したのですが、シングルスーパーのSW11と比較してダブルスーパーだといって格段受信性能がいいわけでもありません。

簡単に各バンドをチェックしてみると内部スプリアスが気になります。特に12.0025MHzはかなり強力でまたバンド内ということもあって気になる存在です。

この受信機もマイナーチェンジを繰り返しながらも息の長い機種で、どうしてディスコンにならないのかと興味がありました。最終的にはこのサイズがポイントになっているような気がします。非常に小型にもかかわらず受信性能は良いですしスピーカーもそこそこ鳴ってくれます。

SW11は受信できるバンドも多いですがややサイズが大きくて持ち運びに少しは気を使います。その点SW23は海外旅行や国内でも登山、キャンプなどで荷物の制限を受ける場合でも気にせず持っていけるサイズです。

スマホの圏外でも情報入手の手段として充電の必要もなく長時間使用できるのはきっと心強いお供になるんですよね。

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2013年6月2日日曜日

フィリピンFM局

上はフィリピン最南部、ダバオのFM局DXWTのステッカー。

今からちょうど4年の前の2009年6月2日の18時過ぎ。早く帰宅し、ふとIC-R8500の電源を入れダイアルを90MHzから上にまわしていくと92.3MHzでぽつんと英語の放送が聞こえているのに気が付きました。

Eスポシーズン真っ盛りで、数日前に南大東島のFM局を聞いていた状態でアンテナ(5エレ)も南を向いたまま。

台湾の英語とはちょっと印象が違い、サイパン、グアムのFM局を疑いすぐさま録音を開始しました。約10分受信の後フェードアウトしました。

その後録音を何度か聞いていると"WET"と聞こえるような??? COLさんに録音を送り聞いていただくとどうやらフィリピンのFM局、DXWTと確認できるのではとの結論になりました。

FM放送は通常100-150km程度遠方の放送が聞こえればかなり遠くの放送を聞いたという印象ですが、夏場にはスポラディックE層(Eスポ)という特別な伝播状態が生じることがあり1000-2000km離れたFM局やTV局が受信できることがあります。ここ京都から2000kmとなると台湾の最南部あたり、九州からだとフィリピン北部が可聴範囲となります。

ところでこのフィリピンFM局、京都からは3300kmはなれています。2ヶ所にEスポが生じないと聞こえないはずで非常にまれな事。

10年に1度あるか無いかのチャンスで、この時とばかり受信音とともにレポートをDXWTに送りました。数日してE-mailで連絡があり受信を確認したとのこと。その後さらに数日して上のステッカーとベリレターが送られてきました。

毎年この時期には92.3MHzにあわせてみますがかすりもしません。以下に当時の受信音のID部分です。

DXWT 92.3MHz 20090602

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2013年6月1日土曜日

DE1103

写真はDEGEN社のDE1103です。

先日2台目を購入しました。実売価格は7000-7500円と現在販売されいるラジオの中では価格性能比が最も優れたものではないかと思っています。

一台目は7-8年前に購入し家内のキッチンラジオとして働いてきまいしたが、水周りでの使用、高所から落とす、倒すなどのため昨年にはフロントのアルミパネルがはずれ、今年はじめについに作動しなくなりました。

その後GrundigのG3を購入し使ってもらっていましたが家内曰「このラジオ(G3)感度が悪い!」とのこと。キッチンできれいにMBS(1179)が受信できない(ノイズ混じりになる)とぼやいています。そこで2台目を購入しました。

以前の使用感は京滋ミーティング(テクニカル情報)に掲載していますのでそちらをご覧ください。

中波帯はG3よりDE1103の方が感度がいいです。強入力特性、音質はほぼ同じ。同期検波は付いていませんがG3で同期検波を使ってもさほど了解度の向上に貢献してはいなく総合的な性能、価格からするとDE1103に軍配が上がります(デザイン面では評価が分かれますが)。

いまどきBCLを始めようという方がいらっしゃるかどうかは?ですが中国製ラジオにあっても比較的長期の信頼性も高く入門用にはもってこいのラジオだと思います。

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2013年5月31日金曜日

5月の投票結果

2013年5月のアンケート
「ナショナルのクーガーシリーズでお好きなものは?」

1位 : RF-2200                                                                              8件(42.1%)
2位 : RF-877、RF-1150、RF-1010                                 それぞれ2件(10.5%)
5位 : RF-727、RF-848、RF-888、RF-1130、RF-1188    それぞれ1件(5.3%)

今月のアンケート終了です。
今回は19名の方にご参加いただきました。ありがとうございます。

今回は今まで男性オンリーだった投票に女性の方からも1票をいただきました。また30代のお若い方からも投票いただいております。

第一位はクーガー2200です。この記事をお読みいただいている皆さんは過去にそして現在もこのラジオと供に多くの時間を過ごされたのではないでしょうか?機械式に5kHzの直読を可能した画期的なラジオでした。受信性能もよく月刊短波でも多くの方からRF-2200での受信レポートが掲載されていました。

第二位はRF-877、RF-1150、RF-1010
RF-877のメカメカしいデザインには惹かれました。まるで軍用機のようなデザインでしたね。
RF-1150はメタルタイプのボディーでクーガー7からさらに洗練されたイメージで現在でも通用しそうです。短波全域をカバーしたのも魅力でした。
RF-1010はクーガーシリーズでは珍しくジャイロアンテナがありませんでしたがバンドスプレッド方式のダイアル目盛りはこれまたメカ好きの心をくすぐるデザインでした。

第五位にはRF-727、RF-848、RF-888、RF-1130、RF-1188と並びます。
クーガー以前のワールドボーイも独特のデザインでよかったです。クーガー5の727も忘れてはならない機種。
上の写真はRF-888のミニチュアです。これぞクーガーの原型!手元に一台と思っていますが予算、スペースの関係でこんな姿になりました。
RF-1130も独特のブラック横長のデザイン好きでした。
RF-1188サイズも価格もビッグサイズ。
 
また6月のアンケートもよろしくお願いいたします。
 


2013年5月30日木曜日

Murata CFS455H

写真はムラタの通信機用CFS455Hです。

15枚の共振子を使用した高選択度型CFSシリーズとしてムラタ製セラミックフィルタのフラッグシップ的存在です。NTKの最高級LF-Dシリーズが13素子のさらに上を行っています。

このフィルタが使用された受信機、トランシーバーを見たことがありません。皆さんのお手持ちの機種でこのフィルタ(CFS455A~J)を使用されているものがありましたらぜひともお教えください。

最新電子回路用フィルタ規格表、CQ出版社、1988、p246
CFS455H
中心周波数                             455kHz
6dB 帯域幅                             ±3kHz
80dB 帯域幅                           ±7.5kHz
保障減衰量                              70dB(±100kHz)
スプリアス                               50dB(0.1-1MHz)
挿入損失                                 7dB
リップル                                     3dB
入出力インピーダンス            2000Ω

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2013年5月29日水曜日

Murata CFJ455K5

写真はムラタのセラミックフィルターCFJ455K3、CFJ455K4、CFJ455K5を並べました。

このうちCFJ455K5はムラタのCFJ455Kシリーズでもっとも有名なフィルタではないでしょうか。手持ちの受信機でもICOMの現行受信機IC-R75やIC-R8500に使用されていますし、過去にはトリオのR-1000にも使用されいました。

R-1000の初期型(SSBフィルター、AM-Nフィルターの切り替えができないタイプ)では上の写真中央のCFJ455K4(2.7kHz)が使用されていたとの情報もありますが確認が取れていません。その下のCFJ455K3の特性については全く不明。ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示お願いします。

手持ちのCFJ455K5はトリオのR-1000の保守用にケンウッドさんから10年ほど前に購入しました。現在でもCFJ455K5が使用さている受信機の販売元から入手が可能なのかもしれません。

最新電子回路用フィルタ規格表、CQ出版社、1988、p249

CFJ455K5
中心周波数                           455kHz
6dB 帯域幅                            2.4kHz
60dB 帯域幅                          4.5kHz
スプリアス                              60dB(0.1-1MHz)
挿入損失                                6dB
リップル                                    2dB
入出力インピーダンス           2.0kΩ

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2013年5月28日火曜日

NTK LF-C6

写真は日本特殊陶業(NTK)のセラミックフィルタLF-C6です。

9枚の共振子を梯子型に接続した小型、軽量、高性能なセラミックフィルタ(9素子)です。ヤエスの通信機型受信機FRG-7に使用されていました。

同時期の受信機RXJ-4800やICF-6800で使用されていたムラタのCFU455シリーズが4素子だったことを思うとこだわりを持って設計されていたように感じます。

最新電子回路用フィルタ規格表、CQ出版社、1988、p223
LF-C6
中心周波数                  455±1kHz
6dB帯域幅                    ±3kHz以上
50dB帯域幅                  ±8kHz以下
保障減衰量                   45dB以上(±100kHz)
スプリアス                      40dB以上(0.1-1MHz)
リプル                            3db以下
挿入損失                      7dB以下
入出力インピーダンス   1.5kΩ

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2013年5月27日月曜日

NTK CLF-D6S

写真はNTK(日本特殊陶業)のセラミックフィルタCLF-D6Sです。
JRCの受信機、トランシーバーのAM用フィルタとして使用されています。

サイズ、特性的にムラタのCFK455Hとコンパチのような気もしますが、JRCさんはムラタを使用せずにNTK製品(455のプレフィルタとしてLF-B12;ムラタのCFUシリーズを使用せずに)を採用しておられます。

最新電子回路用フィルタ規格表、CQ出版社、1988、p224より
CLF-D6(Sは付かないタイプ)の特性
中心周波数                   455±1kHz
3dB帯域幅                     ±2kHz以上
6dB帯域幅                     ±3kHz以上
70dB帯域幅                   ±7.5kHz以下
保障減衰量                   70dB以上(±100kHz)
スプリアス                      50dB以上(0.1-1MHz)
リプル                             3db以下
挿入損失                       7dB以下
入出力インピーダンス    1.5kΩ

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2013年5月26日日曜日

KTWR DRM

昨日(2013年5月25日)6年ぶりのKTWR日本語放送がありました。最新の技術が使われたDRM放送です。

上の図はPERSEUSの記録画面とdreamによる復調の様子を示しています。予定された放送時間にわたりほぼ100%復調できましたがDRMにしては音質がいまひとつでした。PERSESUの画面では15570kHzの放送波の前後数十kHzにわたり強力な不要輻射(スプリアス)が認められます。

送信機の調子がよくなかったのが原因でしょう。この状態では半島北部からの放送と変わりませんね。

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2013年5月25日土曜日

FR-101Dになりました

写真は私所有のFR-101Sです。
 
30年前に購入しその後オプションを追加してきました。最近ようやくフルオプションのFR-101D(デラックス)となりました。
 

購入当初はボタンやツマミの一部は操作しても反応はない飾りでした。いくらまわしても何の変化もないツマミを当時何度も回してみて「そのうちフルオプションにしてやるぞ」と思って30年。ようやく念願がかないました。
 
最終的にはCW-Nフィルタを購入してコンプリートしたわけですが今ならデラックスタイプのFR-101が3万円ほどで購入できることを思うと多大な時間と経費がかかったものだなとため息をついている今日この頃です。