2015年7月12日日曜日

赤岳-横岳-硫黄岳縦走(日帰り)


写真は横岳の登りから振り返ってみた赤岳

昨日の土曜日(2015年7月11日)八ヶ岳に行ってきました。

金曜日の午後に半日休暇をとり1時過ぎに帰宅。帰宅後すぐに茅野のビジネスホテルに予約を入れ、ドタバタと荷造りをし午後3時過ぎ自宅を出発しました。京都縦貫道、京滋バイパス、名神、中央道と走り諏訪ICを降りたのは午後6時半頃。ホテルには7時前にチェックインしました。入浴、夕食を済ませ、午後10時前就寝。

翌日は3時半に起床。朝食をとり身支度をして4時半にチェックアウトしました。茅野のホテルから美濃戸の登山口を目指します。ところどころ道を間違えながら美濃戸口の駐車場を5時過ぎに通過、美濃戸への林道に入ります。美濃戸口から美濃戸への林道は凹凸、わだちのひどい非舗装路で何度か車の腹をすりました。

美濃戸では赤岳山荘のスタッフがやってくる車を待ち構えており、ここで名前と下山予定日を告げ、駐車料金(1日1000円)を払います。別のスタッフが駐車場所へ誘導くださり5時15分に駐車。好天の予報が出ている週末だけあって、この時間でもすでに約90%の駐車率。

身支度をして5時25分に駐車場を後にしました。南沢ルートを行者小屋に向け歩きます。歩きはじめは清流の流れるを沢を何度も渡りながら登っていきますががそのうち涸れ沢となり気が付けば行者小屋に着いていました(7時4分)。

行者小屋から赤岳を望む

行者小屋で水分補給をしてすぐに出発です。文三郎道へ進みます。小屋からしばらくは樹林帯ですが、だんだんと木々の背丈が低くなりやがて森林限界を越えようかというあたりから斜度がきつくなり階段が出てきます。
文三郎道の階段

階段を登り高度をあげていきますがこの登りがかなりきつい!一歩一歩、どっこいしょ、よっこらしょと登っていきます。阿弥陀岳からの道と合流後、最後の鎖場を右に左に登っていくと・・・赤岳山頂の絶景が出迎えてくれました(8時12分)。
赤岳山頂から見た富士山
 
富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスと360度日本の屋根がほとんど一望できる大パノラマ!これも八ヶ岳の人気の一つなのでしょう。ここでしばし写真撮影。その後赤岳山頂小屋まで移動してまた写真撮影、さらには嫁さんへの「頂上に着いたぞ」メール。送信履歴を見ると8時23分でした。

 
赤岳山頂小屋から赤岳山頂を望む
山頂小屋から阿弥陀岳
バックには中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス

メール送信後縦走開始です。下の写真はこれから歩く横岳、硫黄岳。写真にはありませんが赤岳展望荘から団体さんが登ってくるのが見えます。
赤岳山頂小屋から横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山

赤岳から赤岳展望荘までさっさと降ります。見るからに険しそうな横岳への登りを前に赤岳展望荘(8:41)でストックをしまいます。

横岳は小さなピークがいくつもあります。ハシゴ、鎖場が続く面白いコースです。すべてのピークの名前は把握できなかったのですが、わかるところで三叉峰(9:17)、奥ノ院(9:25)、台座ノ頭(9:39)と歩き硫黄岳山荘へは9時49分に着きました。
台座ノ頭と奥ノ院の鞍部から奥ノ院、小同心、三叉峰、赤岳を振り返る

台座ノ頭を過ぎると険しかった山道も緩やかとなります。再びストックを取り出し四足駆動で歩きます。

台座ノ頭から快適に降ってきたあと硫黄岳山荘から硫黄岳へは西方~南方が切れ落ちた広い尾根を登っていきます。一見楽そうですが今回の縦走ではこの硫黄岳の登りが一番きつかったです。

爆裂火口を右手にみて10時5分に硫黄岳の山頂(らしきところ;だだっ広くでどこが山頂が分かりにくい)に着きました。
爆裂火口

ここでモウレツな空腹感に襲われました。朝4時に朝食を取ってからすでに6時間が経過しています。硫黄岳で昼食がてら休憩をとりました。コンビニおにぎり3つを食べ、賽の河原のような山頂から赤岳を撮影。
硫黄岳山頂からみた横岳、赤岳、阿弥陀岳

約15分の休憩のあと下山します。赤岩ノ頭へ向かいます。頂上直下は少し鎖場がありますがその後はなだらかな道となります。
赤岩ノ頭から硫黄岳山頂を望む

赤岩の頭を10時28分に通過。赤岳鉱泉へと降ります。退屈な樹林帯の道を降ること約30分、10時58分に赤岳鉱泉を通過。そこから見上げる大同心、小同心はとても迫力がありました。
赤岳鉱泉から大同心、小同心を見上げる

赤岳鉱泉からさらに北沢ルートを降ります。えん堤広場からは林道(車道)となります。この林道は一部ショートカットできるようで、途中追い越したはずの二人が気が付けば前を歩いていました。11時55分に美濃戸の駐車場に到着。ここから自宅までは約360km、4時間弱かかったのですが長いような短いようなとても楽しい半日でした。

コースタイム
美濃戸駐車場                      5:25
行者小屋                            7:04
赤岳山頂、山頂小屋          8:12-8:23
赤岳展望荘                         8:41
三叉峰                               9:17
奥ノ院                                9:25
台座ノ頭                             9:39
硫黄岳山荘                         9:49
硫黄岳                            10:05-10:19
赤岩ノ頭                            10:28
赤岳鉱泉                           10:58
美濃戸駐車場                     11:55

GPSデータ(地図の標高データに書き換え後)
累積標高差                        1721m
沿面距離                           16.9km
時間                                  6時間29分

GPS軌跡(標高データ適応前)


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