左はELPAのER-C57WR、右はAudioCommのRAD-S800N
久しぶりにラジオを購入しました。ELPA(朝日電器株式会社)のワールドラジオER-C57WRです。最寄のホームセンターで税込6000円ほどでした。
取り扱い説明書をじっくりと見てみましたが回路の詳細についての記載はありません。ラジオ本体には"PLL DSP MULTI BAND RADIO" との表記がありDSPラジオであると推察されます。
本体の大きさはRAD-S800Nより一回り小さく、TECSUNのPL-210とほぼ同じサイズで重さはER-C57WRが軽いです。ER-C57WRの底部は接地面が広く作られていてラジオを立てた状態で置く場合このラジオが一番安定します(すわりがいい)。
実用上十分な感度があるように思いますがAM(中波)での受信の場合、RAD-S800Nよりは若干感度は低く、PL-210との比較でも少し感度が弱いようにも感じます。がPL-210ではAGCの不安定さ(フェーディングの谷間では受信音が途絶える)があるため全体的にはほぼ同等と感じます。
選択度はWIDE、NARROWの2段階です。RAD-S800N(DSPラジオ)では選択度を何段階かに可変でますがそれと比較してみるとER-C57WRのWIDEがRAD-S800Nの6kHzに、NARROWが4kHzとほぼ同じとなります。PL-210とではER-C57WRのNARROWがほぼ同じ帯域のようです。
単三型乾電池2本で作動するのもうれしいです。RAD-S800Nでは3本必要ですがどうも奇数の本数は使いにくくて・・・
気になる点がないでもありません。問題点はAM局(中波)を受信していて一旦電源をOFFにして、次に再度電源を入れた時に聞こえてくるAM局の感度が明らかに低くなる点です。まるでATTが入っているかのように!
ただし電源ON後にダイレクト選局でAM局の周波数を入力する、あるいはメモリーに入れていたAM局を呼び出すなどの操作をすればこのATTは解除されもとの感度に戻ります。
以前中国仕様のDE-11とその日本仕様のRAD-S711Nで中波帯の感度の違いについて書いたことがありましたが、ER-C57WRでも日本仕様として中波帯の感度を抑えるように設定されているのか、はたまた今回購入した個体の不具合なのかはわかりませんがこの点に関してはどうも使い勝手が悪いです。
仕様
受信周波数
FM : 76-108MHz(MW 9kHz step)
87-108NHz(MW 10kHz step)
MW(AM) : 522-1620kHz(9kHz step)
520-1720kHz(10kHz step)
SW : 2300-26100kHz
LW : 153-279kHz
AIR : 118-137MHz
スピーカー
25Ω 0.5W
電源
DC3V 単三アルカリ乾電池2本
DC4.5V 300mA(別売ACアダプター仕様)
外形寸法
128×78×32(mm)
質量
178g
出力端子
3.5mmステレオミニジャック
「Wコールがききたくて」総合索引へ
0 件のコメント:
コメントを投稿