2013年3月31日日曜日

3月の投票結果

2013年3月のアンケート
「どの受信機がお好みですか?」

1位 : NRD-545                     5件(27.8%)
2位 : FR-101、IC-R8500          それぞれ3件(16.7%)
4位 : IC-R75、9R-59DS、51S-1      それぞれ2件(11.1%)
7位 : AR-7030                      1件(5.6%)
8位 : PERSEUS                     0件(0%)

今月はじめての試みで皆様にアンケートをお願いしました。18名の方々がアンケートに参加してくださいました。ありがとうございます。

結果は1位NRD-545でした。コメントもいただきましたが私も操作性、了解度ともにある意味究極の受信機ではないかと思います。多くの皆さんもそう感じておられるのがこの結果からも読み取れます。

2位はFR-101とIC-R8500で正反対の個性のある受信機です。それぞれ3名の方から投票いただきました。

FR-101は「60mbの受信には最強でした」のコメントをいただきましたが私も同感です!シャープなプリセレクトのおかげで比較的強入力特性もよくまたクリスタルフィルターの切れも抜群で、了解度のよさも加わり当時混雑きわまる60mbでは最強の受信機だったと思います。

IC-R8500もユニバーサルレシーバーとしては最高の受信機だと思いますし個人的はアナログSメーターを含めたルックスも非常に気に入っています。

4位にはIC-R75、9R-59DS、51S-1のそれぞれ2票。

IC-R75は「フィルターが色々選べる」とのコメントありがとうございます。第1IFと第2IFでそれぞれ個別のクリスタルフィルターを選択でき、PBSあるいはBWCのような使い方もでき非常に便利ですね。操作性も抜群!

9R-59DSと51S-1が同率に並んでいるのは納得されない方も多いのではないかと。そもそもこの管球式の受信機を並べること自体お叱りをいただきそうなもののそれでも投票いただいたみなさまにはお礼申し上げます。

問題はAR7030とPERSEUS。当ブログにお立ち寄りくださりアンケートにまでご協力いただく方々という段階でかなりのバイアスがかかっていることが考えられます。その影響でしょうか。あまりにも少数でした。

ブログの方ではコメントは皆無ですが、今回のアンケートでは数人の方がコメントをお寄せくださり少しは皆さんの反響を感じることができました。またこりずに4月にもアンケートをあげましたので気楽な一票をお待ちしております。

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2013年3月30日土曜日

Beverage Antenna

上の写真はびわ湖ぺディションのビバレージアンテナを給電点から終端側に向け撮影したものです。湖岸の松林に2本のビバレージが架設してあることは以前に紹介しました。

私がびわ湖ではじめてビバレージアンテナに挑戦したのは2004年3月でした。COLさんは1990年代からビバレージに取り組んでおられ、2004年に私が200mのビバレージアンテナを架設した時点では受信状況に大きな違いがありました。その後私もカイゼンを重ねCOLさんのアンテナと同等の受信状況になるには数年を要しました。

ここ数年TPMWをねらうDXerの間でBOG(Beverage on ground)がトレンドとのこと。ビバレージアンテナの架設高を出来るだけ低くして(30-50cm程度)指向性を鋭くしようという試みで、箱根から東でのぺディションで効果を挙げているとの話をCOLさんからうかがいました。

ここびわ湖のビバレージはBOGとはかなり様子が異なりアンテナエレメントは地上高3-6mに設置しています。指向性より信号強度を優先した架設法です。

びわ湖では北東に指向性を出してもそのビームの先には国内局が多数あるために関東から東北の太平洋側でのように混信源をばっさりとは切れません。また箱根以東に比べ信号強度が弱く架設高を低くしたのでは信号そのものが拾えなくなってしまいます。

以前COLさんがスネイクアンテナの実験をされたときも利得が低くて2段のプリアンプを入れてようやく実用レベルの信号強度になったとのこと。それもプリアンプ由来の相互変調波のため結局は使えなかったと伺っています。

聴果の点からは関東から東北の太平洋岸でぺディションを行うのが一番なのでしょうが、ここ関西での受信限界を広げて行きたいという思いで今後もびわ湖ぺディションに参加して行こうと思っています。

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2013年3月29日金曜日

850 KICY(Nome, AK)

2013年春のびわ湖ぺディション(2013/03/23)1900(JST)のログです。

KICY 850 2013/03/23-1900

超常連局でいつもはガツンとくるKICYですらもやっとです。

2013/03/23 1900(JST)
Freq.  Station                         LAN  SINPO
850     KICY(Nome, AK)         RS    34443
1090   UNID                            EG    23332
1700   XEPE(Tecate, BC)      EG    24442
PERSEUS + 260mL 60° Beverage Antenna
Shiga JAPAN

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2013年3月28日木曜日

1090 XEPRS(Rosarito, BC)

DXぺディションの受信データの解析をぼちぼちとはじめました。

先日のびわ湖ぺディションでの受信音です。
2013/03/23 1800(JST)で確認が取れたのは常連さんのこの局のみでした。
悪い予感が的中です。すぐに諦めればいいのですが、言語がわかる程度に聞こえるとついつい何度も聞いてしまいます。それでもやっぱりID取れません。耳と精神衛生上非常に悪いです。

XEPRS 1090 2013/03/23-1800

1090kHzで英語が聞き取れます。
" ......XX sports radio, the Mighty (AM) 10-90 ....(スペイン語のID?)....Sandiego's sports ....  ESPN radio..."といっているように聞こえました。

2013/03/23 1800(JST)
Freq.   Station                            LAN  SINPO
1090   XEPRS(Rosarito, BC)     EG    23332   
1100   UNID                               EG    22332
1140   UNID                               EG    22332
1160   UNID                               EG    23332
1300   UNID                               EG    23332
1410   UNID                               EG    22332
PERSEUS + 260mL 60° Beverage Antenna
Shiga JAPAN

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2013年3月27日水曜日

HF-150

写真はLOWE HF-150です。先日のDXぺディションの際にM.K.さんが持参されたものを使わせていただき写真に収めました。

以前から気になっていた受信機です。欧米では有名だそうですが、日本では直接の販売店がなかった影響からまとまった日本語でのレビューが見当たりません。非常に謎に満ちた(私にとって)受信でありました。

M.K.さんに使用感を聞いてみると「同期検波のついたR-1000」とのこと。数分の使用でしたが音質、操作性ともにおっしゃる通り!20k円程度で入手できるならぜひ1台と思える受信機でありました。

以下Shortwave Receivers Past & Present(LOWE HF-150) から引用

Specifications:
Coverage.....30-30000kHz
Modes..........AM/LSB/USB
Selectivity....7/2.5kHz -6dB
Stability.......<+-30 Hz on 1 hour
IFs................45MHz, 455kHz
Sensitivity....<.5uV (SSB .5-30 MHz)
Aoudio Out..1.6W 8 ohom 5% THD
Antenna Input. SO-239 & Terminals
Distortion.....<1% THD all modes
VFO incr. ....8Hz & 60Hz
Spur. Res. ....>65dB

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2013年3月26日火曜日

ICF-6800

 
今日でブログ開設70日です。ページビューが6800を超えました。1日平均で100弱のPVをいただいていますがいつもお越しいただくみなさんにはお礼を、また検索等で半分だまされたように足をお運びいただいた方にはお詫びを申し上げます。今日はPV6800にちなんでICF-6800について書きたいと思います。

上の写真はキョウトAA347局長さんのICF-6800です。わけあって1年ほど我が家におりました。例に漏れずPLLの暴走がありハイソニックテクニカル(HST)さんのお世話になりました。PLL部分を集積回路によらずディスクリート部品で作成されているのには頭が下がりますが、そこで使用されているトランジスターの不具合で受信が出来なくなるとは当時設計製造にかかわった皆さんも考えもつかなかったことでしょう。

修理完了で戻ってきたものをしばらく使ってみると受信は出来るものの音が出ないという不具合に出くわしました。HSTさんでは独自に修理後3ヶ月の保障期間を設けておられますが、その期間を過ぎて再修理をお願いしたものの無償で修理していただきました。

この受信機(ラジオ)は基本構造がしっかりしています。PLLの局部発振やバランスドミキサーなど当時の先端時術が惜しげもなく使われており、強入力特性や選択度以外では十分現在でも通用するように思います。

以下Shortwave Receivers Past & Present(ICF-6800W) から引用

Specifications:
Coverage.....530-30000kHz + FM
Modes..........AM/USB/LSB-CW
Selectivity....9/4kHz -6dB
IFs................19.055MHz, 455kHz
Sensitivity....<.63uV 6dB S/N
Antenna Input. SO-239 and Terminals
Image Rej.....>50 to 60 dB SW

Circit Completment:
7IC, 57Transistors and 10 FETs.

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2013年3月25日月曜日

DXぺディション

 
写真は近江舞子の湖岸から松林、比良山(蓬莱山~霊仙山)を撮影したもの。この松林にビバレージアンテナ2本が設置されています。
 
先日COLさん、M.K.さん、私の3人でびわ湖西岸でDXぺディションを行いました。COLさんは300mの、私は260mの60°向けビバレージアンテナを架設しました。午後2時ころからアンテナの設置作業を開始して4時ころには一応の完成をみてアンテナの受信状況をチェックしてみると・・・COLさんのアンテナは調子よく受信出来るものの私のアンテナはうまく作動せず。

あれこれ調べてみると給電に使った同軸ケーブルのコネクターの異常と判明。予備に持参していた同軸と入れ替え問題なく作動するようになりました。トラブルシュートに1時間以上はかかり湖岸を行ったりきたり。疲れました・・・M.K.さんお力をお貸しいただきありがとうございました。

またPERSEUSは正常に作動するもののタイマーソフト(FCRec Timer)の不調は相変わらずで、中心周波数、帯域の設定までは動きますがRecのスタートが入らず(OFFは作動します)。結局は記録ごとに手動でスタートONを押しました。自宅では問題なく作動するのになぁ

データ収集は半自動で行えるため受信はそっちのけでM.K.さんとのおしゃべりタイム。BCLブームがなぜ衰退したかの考察はいろいろとなされているが、BCLブーム当時になぜみんながあれだけ熱中したかについては論じていない!とのM.K.さんの談。それがわかればこの趣味に新たな人たちを呼び込めるのではとのことでした。

受信状態は可もなく不可もなくでこの中途半端に聞こえるのが一番やっかいに思うのは私だけでしょうか?データ解析にはしばらくかかりそうです。

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2013年3月24日日曜日

にそと フリーウォーキング

今日は22時更新ではなく14時です。
今朝(2013年3月24日)の朝刊に「にそと 開通前イベント フリーウォーキング 参加者募集」と銘うった折込チラシが入っていました。

参加してきました→ フリーウォーキング 当日の様子①
           → フリーウォーキング 当日の様子②

にそとは今年4月23日に開通後は名称を京都縦貫自動車道と統一されるそうです。その開通に先立ち2013年4月13日(土)9時30分から12時30分に長岡京ICと大原野IC間約6.8kmのフリーウォーキングが開催されます。

郵便はがきでの事前申し込みが必要で先着順に4000名程度を受け付けます。申し込み期限は2013年4月3日までで応募多数となった場合は断られることもあるそうです。その場合は4月8日までに別途連絡があるとのこと。

詳細をお知りになりたい方は「京都縦貫自動車道 開通前イベント フリーウォーク」をご参照ください。→2013年3月27日現在応募は締め切られています。

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2013年3月23日土曜日

680 KNBR(San Francisco, CA)

いつものCOLさんのブログからです。
2013年1月16日21時の録音です。
関が原以西ではこんな状態でも「聞こえた!」とよろこんでいます。

KNBR 680 2013/01/16-2100

2013/01/16
680kHz KNBR(EG) 2100 22332
PERSEUS+ALA1530 (Kyoto JAPAN)

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2013年3月22日金曜日

Salomon G-KART 162

今日はスキーの話。
11年はいたSalomon Demo10 v3 Pilot 170(2001-2002)からの乗り換えです。もう年だから疲れない板ということで同じくサロモンのG-Kart 162を昨年末に購入しました。オールラウンドの短めの板です。

前のデモ板がとても乗りやすくショートからミドルターンが非常に切れてよかったのですが、その感覚を期待して乗ってみてがっかり。ショートターンはそこそこ切れて回ってくれますがミドルからロングターンはあまりしっくりときません。また悪雪では安定感がなくて結構気を使います。前の板のほうが新雪悪雪全く気にせずオールラウンドっぽかったような気がします。

サロモンの特徴でしょうが前に乗るとダメで、真ん中から若干後ろ目に乗ると切れる感じがありますがそれもショートターン限定。今年1月にびわ湖バレイのナイターで1回履いた後、先日息子に献上しました。

Demo10 v3 Pilotを再度引っ張りだしてきて昨年末に購入したブーツにあわせました。今年の春スキーには以前のデモ板にするか新たに購入するか考え中。

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2013年3月21日木曜日

NFG-505 MW



上の図はNFG-505の中波帯(0.53-1.6MHz)でのバンドパス特性を示したものです。図左が600kHzでの特性で-100kHz で40dB、+100kHzで28dBの減衰があり損失は約3.5dB。図右が1500kHzのもので-100kHzで20dB、+100kHzで10dBの減衰で損失が約7-8dBありました。プリセレクター内部の様子と減衰曲線から単同調回路と考えられます。

以下には私が自作した51S-1用プリセレクターの特性です。中波帯ローバンドは並四コイル(空芯ソレノイド)、ハイバンドはトロイダルコイルの複同調としていますので非常にシャープな特性となっています。

実を言うと自作のプリセレクターもNFG-505の回路構成を真似て作成したもので、昨日のデータとともにこうして特性を測定してみて「本物」よりもシャープな特性が得られていたのはちょっとうれしいです。でもその分損失が大きいのが気になるなぁ

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2013年3月20日水曜日

NFG-505 LF-LPF


JRCのプリセレクターNFG-505の特性を測定してみました。
図の上段がNFG-505のLF用ローパスフィルター(LPF)の特性で下が私が自作した51S-1用のLPFのものです。

NFG-505は本来NRD-505の長波中波帯の受信感度を改善する目的で発売されたプリセレクターと理解してます。NRD-505は100-1600kHzの感度が抑えられておりAMで40uVとなっていました。当時のMWDXerから感度改善の要望がでていたようで、NRD-505の中波帯の感度抑制のATTを解除し長波帯のLPFと中波帯の同調回路を追加することで多信号特性と実用感度を確保するように開発されたものと考えられます。

ただし販売されてた時期的にはNRD-505の販売時期とずれるようで、短波誌をながめてみるとエックスワンがNFG-505の広告を1980年4月号に初めて掲載しており、NRD-505の広告が姿を消した後NRD-515が初めて掲載されたのもこの号でした。

NRD-515では本体に中波帯の同調回路(BC TUNE)が追加されAM6uVと実用上十分な感度が得られていたようで、NRD-515とセット販売されていたNFG-505が手放されることがときどきあったようです。私のNFG-505も同級生がNRD-515と同時に購入したものが不要となりFRG-7を譲り受ける際におまけとして頂戴したものでした。

ここで本題に戻ります。上の図の特性ですがNFG-505の長波LPFのカットオフ周波数は540kHzで、620kHz-1700kHzの中波帯を30dB減衰しています。私自作のLPFはカットオフ周波数が450kHz、550kHz-1700kHzで40-60dBの減衰を得ています。通過帯域内のリップルに目をつぶれば特性ではJRC負けていません。

今日はNFG-505の特性を紹介するのが目的だったのですが、NFG-505の思い出話で終ってしまいました。

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2013年3月19日火曜日

RF-2800

 
上の写真はナショナルのプロシード2800(National PROCEED 2800 : RF-2800)です。

 
実は2台あります。写真の上が数年前に51S-1と同時にお譲りいただいた物、下が36年間保有しているものです。トップの写真は51S-1と同時にいただいた上のRF-2800。

36年保有しているほうのRF-2800はほぼ不動品。数年に一度FMのみ数分間受信できます。一度受信できた後に聞こえなくなるとまた数年は聞こえません。51S-1と同時にただいたものはほぼ完動品。調子よく受信できます。

以前にも書きましたが、BCLブーム当時のメイン受信機はRF-2800でした。中学1年に購入してから高校1年にR-1000を購入するまで間は特にお世話になったラジオです。このラジオを聞いていると月刊短波誌の日本語放送の予定表、受信情報や特集記事から次々とダイアルを合わせて行ったのがつい最近のことのように思い出されてきます。

ラジオとしての受信性能は今でも通用するもので中国製ラジオとは一線を画します。多信号特性は若干弱いですがノイズレベルが低くて了解度がいいです。私のBCLの原点で受信音も一番しっくりときます。

以下定格
受信周波数        FM    76-90MHz
                MW   525-1605kHz
                SW1  3.2-8MHz
                SW2  8-16MHz
                SW3  16-30MHz
中間周波数        FM    10.7MHz
                MW & SW 2nd  455kHz
                SW 1st  2MHz
受信感度          FM   0.5uV(S/N 6dB)
                MW 14uV/m/50mW
                SW1-3  0.5uV/50mW
実用最大出力       2W(EIAL/DC)
消費電力          7W(交流の場合)
キャビネット寸法 381×246×120mm
重量         3.9kg(電池共)
標準価格      49800円

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2013年3月18日月曜日

ダイエット②

先月18日にこれまでの体重推移グラフを掲載しました。その時点では体重は減り続けていたためその後約1カ月にわたりジョギングを減らしたりカロリー制限を緩めたりしてみました。その結果が上のグラフです。

若干体重が増えたものの71kg前後で推移しています。運動の量としてはジョギング6km×1/日を2-3日/週、6km×2/日を2日/週です。摂取カロリーは2000kcal+αを目安にしています。アルコールもしっかり取っています。

最近ようやく6km(50m下って50m登る)のランニングをコンプリートすることができました。36分強(時速約10km)です。まだ毎回は無理ですが、基本的には走ることは好きではないので今後も体重が維持できる最低限を狙っていきます。

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2013年3月17日日曜日

JRC NFG-505

JRCのプリセレクターNFG-505です。BCLブーム終末期に友人からFRG-7を購入した際におまけとして付いてきました。FRG-7はその後9R-59DS-1号機に姿を変えましたがプリセレクターは手放さずにおりました。

NRD-505用のプリセレクターとして販売されていた(時期的にはNRD-515と併売されていた?)と理解しています。月刊短波誌のエックスワンの広告には15300円と販売価格が掲載されていました。

損失も少なく、非常にシャープなバンドパス特性だった記憶があります。最近の受信機ではプリセレクターが必要となることが全くといっていいほど無くて、しばらくキョウトAA347局長さんのもとにおりましたが一時里帰りです。特性についてはまた時間のあるときに測定してアップする予定です。
 
内部は上の写真のように長波のLPFとMW-SWのBPFの構成となっています。LF用のLPFにはマイクロインダクターとスチコン(だと思う)が使用され、BPF用にはハニカム巻きのコイルとエアーバリコン、微調整用のトリマが使われています。市場に出回っている数が少ないためかネットオークションでも結構な高値でやり取りされています。下手をすると9R-59DSより値がはるかも。
 

2013年3月16日土曜日

にそと開通日決定

 
にそと 開通しました→2013年4月21日15時
にそと フリーウォーキングに行ってきました→リンク
 
上の写真は京都縦貫道沓掛インターチェンジです(2013年3月16日撮影)。今日もまたラジオねたではなく地域情報です。すみません。

以前のブログでも書きましたが京都第二外環状道路(通称にそと)の沓掛IC~大山崎JCT/IC間の開通日が決定したそうです。

2013年4月21日午後3時開通とのこと(読売新聞2013年3月16日朝刊より)。当初は3月中旬から下旬にかけての開通が予定されていたので、トンネル補修工事の影響で約1か月延びたことになります。

先日の千代原口トンネルの開通では午後3時の開通に先立ち午前中には開通記念行事がありましたが今回はどうかなぁ。

イベントあります→にそと フリーウォーキング

側道の大山崎大枝線(京都府道10号大山崎大枝線;西国街道-丹波街道)の方は準備万端のようです(2013年3月16日撮影)。

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2013年3月15日金曜日

Grundig G6


写真はGRUNDIG G6 Aviatorです。数年前にウェブショップ(BestKakaku)で購入しました。本体税込みで15800円、送料と代金引換手数料合わせて16600円でした。現在でも一部のショップで販売されているようです。このラジオも中国製ラジオのお約束通り、半年ほどで中波が受信不能になりました。また最近引っ張りでしてきてみると表面のラバーコートがネチャネチャに溶けていました。

今回のレポートは初期の使用感について以前京滋ミーティングの会報に投稿したものを手直しして掲載しています(ミーティングのホームページには中国製ラジオと認識されなかったのか掲載されませんでした)。

大きさ
 
125×76×29mm、207gで 前回レポートしたDE-11の110×70×22.5mm、165gと比較すれば若干大きく感じますが、TECSUN PL-200とほぼ同じ大きさでポータブルラジオとしては十分に小さい手のひらサイズです。

回路方式
PLL方式のダブルスーパーヘテロダイン方式で1st IF: 55.845kHz, 2nd IF: 450kHzでSSBの復調も可能です。

受信周波数
150kHzから29999kHzを連続受信
FMは76.0MHzから108.0MHzをカバー。ステレオ、モノラル切り替えできます。
AIR BANDは117000kHzから137000kHzが受信できます。

電源
AAタイプの乾電池またはニッケル水素電池を2本使用または外部電源直流4.5V300mA。ACアダプターは付属しますが、AC120V用。電池は附属しません。

受信ステップ
AUTO選局ボタン(アップ、ダウンボタン)、ジョグダイアルまたはダイレクト入力で選局できます。ジョグダイアルはFast/Slow切り替えができますがバンドによってステップが違い、
長波帯(150kHzから522kHz)はFast/Slowが3kHz/1kHz
中波帯(522kHzから1710kHz)が9kHz(10kHz)/1kHz
短波帯(1710kHzから29999kHz)が5kHz/1kHz
FM帯(76MHzから108MHz)は0.1MHz/0.025MHz。
ダイレクト入力ではLW、MW、SWは1kHzのステップです。

自動選局(アップダウンボタン長押し)はLW、AIR BANDでは動作しなく、MWで9kHz(MW)、SWは120mbから11mbの放送バンド内を5kHzごとにスキャンしていきます。FMはアップダウンボタンで0.1MHzステップでスキャンしていきます。

SSBが復調できます!LW150kHzからSW29999kHz(AIR BANDは復調不可)までで本体前面にあるSSBと表示されたボタンを押すことSSB受信モードとなります。USB、LSBの選択はなくBFOは固定でJOGダイアルをスローの状態で回転させることで受信周波数を1kHz以下で変動させて復調を行います。7MHzのハムバンドをロッドアンテナで聞いてみると何局か受信できましたが、それなりには内容が聞き取れはするものの復調がかなり微妙でなかなか思うように明瞭には聞こえてくれません。

選択度
単一の選択度でワイド、ナローの切り替えはありません。カタログには選択度の詳細は記載されていませんが、‐6dBで4-5kHz程度(ムラタの帯域表示なら450Iでしょうか)の感じです。ソニーのICF-7600GRとほぼ同じか若干広めかな・・。短波帯でもよほどの強力局でないかぎり5kHzとなりのチャンネルを分離してくれます。アマチュア無線のSSBではやはり広すぎて複数の局が帯域内にはいってきます。もちろんこのラジオでまじめに交信を聞いてSWLをする人はほとんどないでしょうが・・・。

メモリー:700チャンネル

その他
正面のLCDには5段階で信号強度を表示するシグナルメーター(目盛りは0-9ですが)、時計、周波数、電池残量が表示されます。
音量調節ボタン、周波数アップダウンボタン、ジョグダイアルなど1つのボタンにあまり多くの機能を持たさずに非常に直感的に操作しやすいです。
向かって左サイドには外部アンテナ端子(入力インピーダンスは50-75Ω)、外部電源端子、ヘッドフォン(ステレオミニ)端子が配置されます右サイドには音質調整スイッチ。裏面には電池ボックス、チルドアップスタンドがあります。
内臓のスピーカーの音はサイズの割に音質がよく感じられ、さらにヘッドフォンで聞くと歪みは聞き取れず非常に快適です。

総評
非常にコンパクトかつ多彩な機能をもつラジオです。手のひらサイズながら短波ラジオに求められる機能の約90%は盛り込まれているのではないでしょうか。
また個人的には電池が2本(AAタイプ)で動作してくれるのも非常に使いやすく感じます。というもの最近自宅ではほとんどの電池を充電式のニッケル水素電池としているため、これら充電電池の充電や保管の際に奇数本(たとえば3本)だとどうも収まりが悪くいやなんです。

外部アンテナ端子が50-75ΩのローインピーダンスとのことでALA1530Sを4分配して直接接続してみましたがオバケ屋敷となってしまいました。取り扱い説明書にも記載されていますが外部アンテナを接続する場合はアンテナチューナーあるいは他の方法で信号を調節(減衰)してやる必要があるようです。

また外部アンテナは2000kHz以上で作動します。外部アンテナを接続しても1999kHz以下は内臓のバーアンテナのみでの受信となります。ただしICF-2001Dのようにアンテナジャックを半刺し状態にすることで若干感度アップは可能ですが、効果は薄いように感じます。
図1

ソニーのアクティブアンテナAN-12に附属のカプラ‐を使用すれば中波帯の感度アップが出来ますが(図1)、ALA1530Sを直接カプラ‐に接続してG6本体に近づけてきたところ短波帯と同様にオバケだらけとなりました。この機種の多信号特性さほどよくないようです。出来れば本体に適当なアッテネーターが付けてあればいいんですが・・・。GRUNDIG G5はALA1530Sを接続してもオバケはほとんど出ません。

いままで購入してきたラジオをもとに考えると、今回購入したこの機種の価格は若干高めのような気がします。適正な価格は(私のかってな判断ですが・・)10000円までかなぁ。
とはいえデザインのよさ、コンパクトなサイズ、使い勝手のよさ、音のよさ、受信範囲の広さ、SSB受信可能などの多彩な機能などなど・・非常に魅力的なラジオです。

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2013年3月14日木曜日

1470 XEAI(Mexico City, DF)

昨日に引き続きメキシコの中波局です。
COLさんのログをもとに受信

良好です。
XEAI 1470 2013/01/11-2200

同時刻のKRJOも受信音をアップしていませんがいい状態でした。

2013/01/11
1380kHz XEAI (SP) 2200 33332
1680kHz KRJO(EG) 2200 25332
PERSEUS+ALA1530 (Kyoto JAPAN)

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2013年3月13日水曜日

1380 XECO(Mexico City, DF)

受信機やラジオの話はまだ許容範囲としても最近は地域情報といったWコールから縁遠い話を頻繁にアップしてきました。この反省から今日は当ブログの本来の趣旨である北米中波のお題を。

いつもいろいろとお世話になっているCOLさん(COLさんのXYLさまにもお世話になっています)のブログから2013年1月11日のロギングです。

当日はルイジアナからメキシコシティにかけて良好だったとのことです。

XECO 1380 2013/01/11-2200

このくらいSが強いと当地でも良好に受信できていました。

2013/01/11
1380kHz XECO (SP) 2200(JST) 33332
PERSEUS+ALA1530 (Kyoto JAPAN)

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2013年3月12日火曜日

DE11

写真右はDEGEN社のDE11です。ディーゼル機関車の型番ではなくラジオです。左はAudioCommのRAD-S711N。上はクーガー2200のミニチュア。

DE11は一度現物を目の当たりにしてみると病みつきになってしまうような魅力を秘めています。よくもまぁ作ったなぁと。このラジオで受信できるなら上のミニチュアで受信できてもよさそうな気がしてきます。

見た目のキュートさがなによりいいです。ディスプレーこそある程度の大きさがありますがボタン類の小さいこと、また全体のバランスもいいですね。ソニーのICF-SW7600GRをミニチュアにしたようなかわいさです。外見で得しています。

このラジオもおよそ1年で中波が受信できなくなりました。そのとなりのオーム電機RAD-S711NはDE11のOEM品でしょう、ヤマダで購入しました。外見上は表示が日本語であったり中国語であったりの違いはあるものの基本的には同じつくりです。

ただし受信性能に差があって特に中波帯ではDE11>RAD-S711Sが顕著に現れます。RAD-S711Nはまだ故障していませんが、中波の感度が悪いのでほとんど使っていません。

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2013年3月11日月曜日

Grundig G3

Grundig G3です。これもMade in China。

以前紹介したDE1102とDE1103の2台が家内専用ラジオとして稼働していました。なぜ2台あるかは電池が切れるともう1台のラジオを持ってきてスイッチを入れるためで、番組の途中で電池の入れ替えで放送が聞けなくなるのが嫌だからだそうです。

そのうちの1台、DE1103が昨年ついに作動しなくなり(7年は使ったのでもとはとれていると思います)新たなラジオが必要となりました。同じDE1103では芸がないのでGrundigのG3を購入しました。

GrundigのG5、G6は以前に購入していますが、それぞれ2-3カ月で故障し、G5はFMがG6はAMが受信不能となりました。それでもGrundigのデザインにひかれて懲りずにG3をポチってしまいました。ぱっと見た感じではG5とG3の区別がつきません(下の写真は外箱のみ;G5の実機を探してみましたが見つかりません)。

購入から半年以上が経過しますが今のところ問題なく受信しています。個体差なのかも知れませんがDE1102、DE1103と比べると若干感度が悪くノイズっぽいような印象があります。

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2013年3月10日日曜日

RF-2200


ナショナルのクーガー2200(RF-2200)です。ブログ開設から54日でようやく2200PVをいただきました。その2200を待っての掲載です。

このブログにお立ち寄りの方にはごちゃごちゃとした説明は不要でしょう。その昔のBCLブームの時に使っていたとか、一旦BCLから離れ復帰後に購入したりとか・・・ナショナルが何台生産したかはわかりませんが、少なくとも出荷台数の数倍にも及ぶ思い出があるに違いありません。

私はというとBCLブーム当時はナショナルのプロシード2800(RF-2800)を使っていて、上の写真のRF-2200を入手したのは21世紀になってからです。その昔友人の2200と私の2800とで受信比較をしたときには受信局数ほとんど変わらないものの、RF-2800のほうがAF段の利得が大きいためか(電源電圧が高いため?6V→9V)ボリュームを大きくしなくても楽に受信できた記憶があります。

定格
受信周波数: FM        76-90MHz
         MW       525-1605kHz
         SW1       3.9-8.0MHz
         SW2       8-12MHz
         SW3       12-16MHz
         SW4       16-20MHz
         SW5       20-24MHz
         SW6       24-28MHz
中間周波数: FM   10.7MHz
         MW & SW 2nd  455kHz
         SW 1st  1985kHz
受信感度:  FM 2uV(S/N 6dB)/50mW
         MW  14uV/m/50mW
         SW1-SW4  0.5uV/50mW
         SW5-SW6  0.3uV/50mW
実用最大出力: 2.4W
消費電力: 7W(AC時)
電源: 単1型乾電池4本またはAC100V
形状: 31.8×18.8×10.0cm
重量: 3.4kg(乾電池共)
販売価格: 34800円
発売年度: 1976年

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2013年3月9日土曜日

洛南高等学校附属小学校


 
以前から出来るできると言われてきた学校がようやく形になりつつあります。
 
 学校説明会が開催されるそうです→学校説明会
 
京都市南区にある真言宗洛南学園がキリンビール京都工場跡地に建設を予定しいた洛南高等学校附属小学校の新校舎の建設許可が先月6日(2013年2月6日)におりたらしく、現在工事が進められています。
 
上の写真のようにまだ校舎の基礎工事の段階ですが、2014年4月の開校に向け来年1月の完成を目指しているとのことです(2013年3月9日撮影)。
 
1クラス30人で1学年3クラスを想定し、理数系科目の基礎学力の充実、英語のネイティブ教員による授業などが検討されているとのこと(2013年2月8日京都新聞朝刊から)。関西でも有数の進学校(中学高校)の付属小学校ですから入学もさぞ大変なことでしょう。
 
JR桂川駅から徒歩数分です。名古屋で朝7時30分前後の新幹線に乗れば京都駅で在来線乗り換え桂川着が8時20分ころになります。学校側がOKするか否かは別として、時間的には中京圏からの通学も不可能ではなさそうです。
 
 


大きな地図で見る

2013年3月8日金曜日

DE1102

写真は中国製ラジオ、DEGEN社のDE1102です。

初期の使用感については京滋ミーティングのテクニカル情報に掲載しています。また他にもいろいろと中国製のラジオを紹介していますのでそちらをご覧いただければ幸いです。今日のブログでは中国製ラジオの長期の使用感について書いていこうと思います。

今までに何台もの中国製ラジオを購入し使ってきました。ミーティングのページでも書きましたが入手初期の性能についてはまず満足できるものでした。が問題はその後の故障率の高さ!

10台以上は購入しましたが、初期性能を5年以上維持できたのはDE1102、DE1103とBCL-2000の3台のみです。他のほとんどの中国製ラジオは入手後1週間から半年の間に何らのトラブルが生じて使用不能になってしまいました。

ただし故障率の高い中国製ラジオにあっても上のDE1102は家内の過酷きわまる使用;キッチンや浴室の水周りでの使用や、倒す落とすは日常茶飯事;にも耐えて、購入後8年元気に作動していました。がそのラジオも昨年には家内が入浴中に誤って浴槽に落としてしまい、ついに受信不能になってしまいました。

とうとうご臨終かと半ば諦めていたものも、その後1週間の自然乾燥(天日干し)した後にスイッチボタンを押してみると・・・なんと、作動しました。このラジオ、今もキッチンや浴室で元気に鳴っています。

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2013年3月7日木曜日

RF-1010


ナショナルのクーガー101(RF-1010)です。

当グログの記事のほとんどは過去に私が京滋ミーティングの会報"Jamming"に投稿したものをWeb用に手直しして掲載してきました。上の写真も「修理産業年間12兆円」の原稿用にRF-2200とともに撮影したものを使っています。

かつて1970年代後半から1980年代前半にかけてのBCLブームのときに、高島屋京都店にナショナルのショールームがありました。そこに展示してあったのはRF-2200、RF-2600、RF-2800、RJX-4800、RJX-610、RJX-661などなど。そのときに妙に気になる1台のラジオが・・・それがRF-1010Aだったのです。

RF-2200のように精密な機械式直読でなく、プロシードシリーズのようなデジタル直読でもない、アナログのスプレッドパネルがとても斬新に感じたのを憶えています。またメーカーは違いますが同じ理由でトリオのR-300も好きでしたねぇ。

私がこのRF-1010を購入したのは10数年前のネットオークション。RF-1010AではなくA無しの前期型です。使ってみて感じたのは音がいいこと。といってもオーディオマニアが求める「いい音」ではなく聞き疲れがしない優しい音、ホッとする音です。

シングルスーパーですが感度もまずまずで、バンドスプレッド方式のため短波帯の同調もそこそこの精度で読み取れます。ただし高いバンド(SW6 17.5-30MHz; 5uV/50mW)は感度も読み取り精度も低下して実用にはやや苦しいですが、それでもアナログスケールでダイアルをまわして放送局を探る楽しみは捨てがたいものがあります。

いまもこの記事を書きながらこのラジオで1179MBSの夜ラジを聞いています。

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2013年3月6日水曜日

ALAの引き込みに5D-FBを使ってみた

上の写真はベランダから予備アンテナとしてあげたALA1530S+です(関連記事ALAが2本)。屋根の上のALA1530とともに引き込みの同軸には3D-2Vを使用していました。

昨年末のWMQM受信の件でCOLさんとやり取りしているときに「5D-FBのほうがクリアーな音がします!」とアドバイスをいただきました。ベランダのALA1530S+は屋根の上のALA1530に比べ地上高が低いためか幾分ノイズっぽく、短波帯を聞く分には差を感じませが中波となると屋根の上のALA1530に一段劣ります。同軸ケーブルの交換でクリアーになるならと年明け早々に5D-FB20mを購入し交換してみました。
 
さて結果ですが・・・ノイズっぽさ変わりません。設置場所のノイズレベルが高いためでしょうか同軸ケーブルの損失以前の問題のようです。
 
COLさんのALAは屋根から約5mのところに給電点があるようですが我が家ではALA1530で3.5m、1530S+が2mと建物からの距離が取れていません。このためノイズレベルがどうしても下がらないのでしょう。
 
 
CMC(コモンモードチョーク)も入れていますがノイズレベルの低下には貢献していません。アンテナ自体でノイズを拾ってしまっているようで如何ともし難いです。ANC-4も救世主にはならないしなぁ・・・Wellbrook社が推奨するようにやはり建造物から5m離すよりほか仕方ないのでしょうね。
 



2013年3月5日火曜日

にそと開通間近

 
にそと フリーウォーキングに行ってきました→リンク
 
写真は2013年3月2日に京都縦貫道沓掛インターを撮影したものです。沓掛インターと大山崎インター間の京都第二環状道路(通称にそと)が2013年4月に開通するそうです。当初は2013年3月に開通予定とされていましたが南春日トンネルのひび割れのため開通が約1ヶ月延期されました(→開通日決定!)。昨年末の中央道トンネル崩落事故もあり慎重に対応しておられるようです。

あと1月余りで供用されますが、本線の工事もさることながら併走する一般道の工事もここ数ヶ月で著しい進捗状況です。自宅の周りの景色が日々変わっていきます。
 
小塩山をバックににそと沓掛インター~大原野インター間を撮影。撮影時には小雪が舞っており、また強力な北西の季節風で吹き飛ばされそうでした。工事関係者の方々ご苦労さまです。(2013年3月2日撮影)
 

2013年3月4日月曜日

P社とS社の6DC6②


先日のブログではP社とS社の6DC6の特性面ので違いを書きました。どうしてこのような違いが生じてきたのか今日のブログで考察してみました(私の憶測によるところを多く含んでいます。単なる小説としてお読みいただければ幸いです)。

それには真空管製造の終焉の歴史をひもといていく必要があるようです・・・。

20世紀初頭に発明された真空管も1970年代後半になるとトランジスターをはじめとする半導体にとって変わられ、これに伴い製造も終焉を向かえます。日本では最後まで生産を続けてきた松下電器の真空管工場も1979年7月31日に閉鎖されましたし、アメリカでも1980年代までSylvaniaとGEが製造を続けますが、80年代初頭にはそのSylvaniaも真空管部門を含む電子部品製造部門をPhilips社に買収されてしまいます。

Philips社は1980年初頭にはヨーロッパでの真空管製造を中止し、この後はアメリカSylvaniaから買収した真空管部門で、特に軍向けの保守用真空管の生産を1980年代後半まで続けるようになりました。がこの買収後の製品は真空管末期の少量多品種製造のためか、かつての名門Sylvaniaの面影はなく、特性にバラツキが多くまた品質も良くないというのがもっぱらの評判であったとのことです。

このあたりの話は「平成16年1月 ラジオ工房掲示板の記録」で語られています。

ここで手持ちの6DC6を見てみます。Sylvania製の6DC6は1980年の39週生産のもので、おそらく真空管部門が売却される前の製品なのでしょう。Philips ECGの6DC6はいずれも1982年A6期の製作のもので、Philips社に買収後に生産したものではないかと考えられます。買収前後のおそらく同じ工場で生産されたであろう6DC6ではありますが、1年あまりの生産時期の違いが名門の面影を持つか否かの分かれ目になったというのは面白いところです。

現在ネットオークションやウェブショップで6DC6が1本1000円程度から2500円程度で多数販売されていますが、1000円程度で出展されている販売店のほとんどで真空管メーカーを指定ができない一方、2500円程度で販売されている6DC6はSylvaniaやRCAといったメーカーが指定してある場合が多いです。中にはPhilips ECGを指定してある販売店もありますが・・・。どうやら販売店のみなさんもこの都市伝説はご存知の上で価格設定しておられるようですね。

ところでP社の6DC6ですがストックとして眠らせてしまうのも忍びないので、手持ちの2台の9R-59DSのRF-AMPに使用してみました。6BZ6や6CB6のかわりにでもという気で使っていますが59DSで使う限りはS社のものとはそう大きな違いを実感することはありません。昨年秋には59DS用にわざわざP社の6DC6(A11/85)をさらに4本(@500円)購入しました。廃品利用ということで(P社に失礼かな?)

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2013年3月3日日曜日

千代原口トンネル


先週末(2013年2月23日)に開通した国道9号線千代原口トンネル(立体交差)を3月3日に通ってきました。渋滞の名所であった千代原口ですがこのトンネルの開通後多少はましになっているようです。一人で運転しながらは撮れないので家内に運転してもらい助手席からの撮影です。9号線千代原口トンネルを東から西に走行中に撮影しました。

 
 
 
 トンネルの通過はスムーズでしたがトンネル出口に向けて急な上り坂となっていて、出口直後に合流と信号があり、おまけにカーブとなっています。走りにくそうな道でした。千代原口交差点の通過時間は今までの約半分になったものの今後事故の名所にならなければいいのですが・・・
 


2013年3月2日土曜日

P社とS社の6DC6①

図1

今回は真空管のお話です。このブログにお立ち寄りの方々には良くご存知のものかと思います。今から1世紀から四半世紀前までの電気電子回路の中核を担ったデバイスです。通信機の分野、特に受信機の高周波増幅に使用されていた6DC6という真空管について書いていこうと思います。

以前JA2AGP矢澤氏の掲示板で管球式受信機の真空管の差し替えについて興味深い話が語られているのを見つけました。
その要点は(リンク
・コリンズの6C4の使用位置では6100は同等ではない(SP600も同)。
・フィリップスの5749はシルバニアの5749と差し替え比較してみると良い。
・フィリップスの6DC6とシルバニアの6DC6と差し替えてみると良い。
・6BE6、6BA7は数本差し替えてみて選ぶと良い。
の4点です。

このところTVでよく「都市伝説」なる言葉が使われていますが、上記を「真空管の都市伝説」と名付けて検討してみようというのが今回のお題であります。特に51S-1のフロントに使用されている高周波増幅管6DC6についての「フィリップスの6DC6とシルバニアの6DC6と差し替えてみると良い」を検証してみることにしました。

図1にPhilips ECG(Electronic Components Group)の6DC6とSylvaniaの6DC6を示します。外見上は両者ほとんど変わりありません。Philips ECGの球は手持ちのストック2本と以前紹介したOMさんから51S-1と同時にお譲りいただいた2本の合計4本。Sylvania製6DC6は秋葉原のアンディクス・オーディオから購入した6本です。

このうちそれぞれのメーカーの球3本を51S-1に差し替えて聞き比べてみました。51S-1を十分にウォームアップした後、19時すぎの7325kHzの中国国際放送にダイアルをあわせ、PhilipsとSylvaniaの6DC6計6本を交互に差し替えて数分間、Sメーターの振れ、受信状態を比較しました(メーターの0点はすべての球でほとんど移動なく較正は行いませんでした)。

図2 Philips ECG                       図3 Sylvania
結果はPhilipsの6DC6の3本は、Sylvaniaの6DC6の3本と比較してSメーター読みで約20dB振れが悪く(図2 Philips ECG、図3 Sylvania;代表例;振れのピークでとりました)、受信状態を比べてもPhilipsの球で外来ノイズがあまり目立たない印象、言い換えれば若干感度が低いような印象でありました。また各々のメーカー3本の真空管間では大きな違いはありませんでした。

また手持ちにあった1974年製のRCAの6DC6を同じく試してみましたがやはりPhilipsの製品より20dBほどメーターがよく振れる結果が得られました。ただしここまでの結果はあくまで放送波を受信してのもので、フェ-ディングによりその時々信号強度にばらつきがあって違いが出ているのかもしれません。厳密な感度試験とは異なります。

それでも前述のJA2AGP矢澤氏の掲示板で「真空管メーカーが異なる新品で、真空管試験器では同等の結果であっても、実装位置で交換すると20DB以上の利得の相違を経験したことがあります。」との書き込みや、他のWebサイトでの「P社の6DC6は利得が低くストックに回してしまうことが多い。」といった記載などが散見されることから、どうやらこの都市伝説にはPhilips ECGの6DC6の性能がよくないということが語られているようです。

ではどうしてこのような違いが出てくるのか?それはまたの機会に。
続きアップしました

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2013年3月1日金曜日

ANC-4用ノイズアンテナ

 
以前のブログでアンテナノイズキャンセラーANC-4について述べました。その中でノイズアンテナにループアンテナを使用し比較的良好な結果が得られたと書きました。上の写真はその時に使用していたメインアンテナのALA1530Sとノイズアンテナの受動ループです。

写真左のノイズアンテナはフラフープの中に5C-2Vを通しそのシールド部分をアンテナエレメントとして使用しています。アンテナ直下にはフロートバランを入れ50Ω系の同軸ケーブルでANC-4まで引き込みました。

上記の受動ループをノイズアンテナとして使用するまでに、ANC-4付属のロッドアンテナ、RF Systems社のEMFやショートワイヤー(2-5m程度)を室内やベランダに設置し試してみましたが、ワイヤー系のアンテナとALA1530とではノイズの乗り方に差があってかALAで問題となってくるノイズ成分をうまくキャンセルすることが出来なかったのでありました。

仕方なく良くない頭を絞って考えました。

まずはノイズアンテナの設置場所。

ノイズアンテナを室内に設置した場合、屋外のALAで受信しているノイズ以外のPCやTVなど不必要なノイズを拾ってしまい、キャンセルしたいノイズをうまく打ち消せたとしても逆に室内のノイズが表に出来てしまうのではないかと。・・・そこで設置場所についてはALA同様に屋外でALAに干渉しない程度の距離に設置することにしました。

次にアンテナの形状です。

ALAのようなループアンテナはワイヤーアンテナに比べ電界成分よりも磁界成分に対する感度が高いとされています。ノイズアンテナにワイヤー系アンテナを使用した場合、受信機を2台並べてALAと受信音を比較しみるとノイズの拾い方に差があることが実感できます。それでもANC-4をうまく調整すれば目的とするノイズのキャンセルも可能だったのかもしれませんが私のような不器用なオペレーターでは何度やってもすっきりとはノイズが消えてくれません。

それならノイズアンテナも同じループにすればいいじゃないの。とやってみたのが前述の受動ループです。引き込みのケーブルが余計なノイズを拾わないようにアンテナ直下にフロートバランを入れています。

このノイズアンテナ、ほどよくノイズを拾ってくれます。またメインの目的信号があまり強くならないということもあり、ANC-4のNOISE PHASEとNOISE GAINのつまみを調整すると「すーっ」とノイズが消え目的信号が浮いてくるのが実感できたのでありました。

以前にも書いていますが、それでも冷蔵庫(ノイズ源)の電源を抜くほどの効果ありません。目的信号がぼやけてしまいノイズのない状態と比べれば了解度は悪くなります。ANC-4とALAをお持ちでノイズの発生源の電源を切れない方には有効かもしれませんが、ALA本体(昨年購入したのは総額¥33k)よりも高額なANC-4をお試しあれとはなかなか簡単にはねぇ
以上7-8年前の回顧録でした。

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