何に使うものかというと通信機の中間周波数増幅回路に使用され選択度を決定します。現在AR7030PLUSに組み込みSSBワイドフィルターとして使用しています。
ムラタのCFJ455KシリーズはSSB用の狭帯域フィルタでいくつかの種類がラインナップに並べられています。有名なのはCFJ455K5、CFJ455K14、CFJ455K8でこれらの特性についはネット上で入手可能。
CFJ455K13はこの狭帯域シリーズの中でも帯域が広いフィルターとして一部の愛好家の間では有名なフィルタです。ネットオークションでは中古品が1500円-3000円程度、未使用品なら5000円以上でやり取りされていた記憶があります。
意外と知られていないのがその特性で2002年にこのフィルタを入手した当初あちこち調べてみたもの通過帯域が3kHz位だということ以外(中心周波数455kHzは分かっていますが)は分かりませんでした。
それなら分かっている人に聞いてみようと村田製作所さんに問い合わせたところご丁寧に仕様書をお送りいただきました。
仕様書に掲載されていた特性です。
電気的性能 Electric Characteristics
中心周波数 Center Frequency : 455±0.2kHz
6dB 帯域幅 6dB Bandwidth : 2.9-3.2kHz
60dB 帯域幅 60dB Bandwidth : 4.7kHz以下/max.
保障減衰量 Stop Band Attenuation (Within 600-700kHz) : 40dB以上/min.
スプリアス Spurious (Within 0.1-1.0MHz) : 60dB以上/min.
挿入損失 Insertion Loss (at minimum loss point) : 6.0dB以下/max.
リップル Ripple (Within 6dB bandwidth) : 2.0dB以下/max.
入出力インピーダンス Input/Output Impedance : 2.0kΩ
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