2022年6月28日火曜日

IC-R8500修理に出しました

IC-R8500でNHK1大阪を受信中

ご無沙汰しております。

最近は山歩きもせず、ラジオ(DX局)もほとんど聞かない毎日が続いておりますが、唯一ほぼ毎日聞いているラジオが上の写真のNHK大阪第一放送局です。

ICOMのIC-R8500にALA1530LNPを5分配(2分配したうち1つをさらに4分配)したものを接続しています。聞こえるか聞こえないかのぎりぎりの音量で、お休み前に120分のスリープタイマーをセットし眠りにつきます。ALAの電源にも2時間のOFFタイマーにセットしています。

数か月前にシャックの大掃除を行いました。その際に久々にIC-R8500をまじまじと眺めたところSメーターの振れが渋いのに気が付きました。それがトップの写真のSメーターです。これまではNHK1大阪は少なくともS9+20-30dB程度は振れていたと記憶していたのですが、S5程度しか振れません。

アンテナの接触をチェックしましたが異常なし。受信感度が悪いわけではなく、中波帯から短波滞までNRD-545とほぼ同じ局が受信できます。またFM帯での受信状況もHF帯と同じでメータの振れだけが悪く、受信感度には問題ありませんでした。

Sメータ回路に問題があるように思われますが、単に調整がずれたのか、それともパーツの異常なのか・・・とりあえずサービスマニュアルを入手し、手持ちの機器を使用して可能な範囲で調整を行いました。

結果は・・・・やっぱり治りません。回路そのものに問題があるようです。さあーて、どうしましょうか?

IC-R8500はチップ部品が多用され、老眼に悩む私には拡大鏡を使用してもとても手ごわい相手です。たとえ不良部位を同定したとしても自分での交換はとても無理! 結局はアイコムリペアセンターさんにお願いしました。

2022/6/12(日)にリペアセンターに向け発送。6/13(月)には受領され、修理完了の連絡があったは6/21(火)でした。結果Sメーター回路の抵抗器1個の不良とのこと。パーツ交換と全バンド、受信感度点検を実施し、定格内を確認していただきました。6/23(木)には厳重に梱包されたR8500が手元に届きました。

手元に戻るや早速ケースから取り出し視聴します。まず驚いたのは非常にきれいにクリーニングされていること!チリ1つありません。ぴかぴかです。きれいになった感動もそこそこにAC-DCアダプタ、アンテナを接続し電源をONにします。

図1 S6+25dBで元気よく振れるようになりました。

ほほぅ! NHK1大阪は気前よくS9+25dBで振れます(図1)。FM帯も以前の状態に戻っています。20年近く連れ添った相棒が元気になったことを喜ぶとともに、受信機本体に同封されていたチップ抵抗(図2)を見て、諭吉1人に英世4人が「安い!」と思った瞬間でもありました。

図2 同封されていた不良のチップ抵抗
ご利用ありがとうございました。の「と」の上にチップ抵抗あり