2020年8月30日日曜日

立山縦走

ミクリガ池から別山、雷鳥沢を望む

2020年8月21日-22日と嫁さん、息子を引き連れ立山に行ってきました。

8月21日は朝7時に自宅を出発。京都縦貫道-京滋バイパス-名神-北陸道と走り立山駅の駐車場には11時過ぎに到着しました。

11時40分のケーブルに乗り、美女平で高原バスに乗り換え室堂に着いたのは12時50分。室堂ターミナルで昼食としました。嫁さんと息子は白海老から揚げ丼定食を、私はカレーを注文しました。
白海老から揚げ丼定食
カレー
 
昼食のあと今日の宿である雷鳥荘へ向かいます。室堂からの遊歩道は非常にきれいに整備され山の装備がなくても快適に歩くことができそうです。
 
室堂からは青い池面のミクリガ池を過ぎ、地獄谷を左手にみながら硫黄臭い道を歩きます。雷鳥荘には14時過ぎに到着しすぐさまチェックイン。
一の越、雄山、大汝山、富士ノ折立
 
雷鳥荘は山小屋としては非常に快適で、まさに「山小屋のリゾートホテル」。タオルに浴衣まで用意されていました。また温泉が絶品で、夕日を眺めながらの白濁した天然温泉は天上の別世界へと誘ってくれます。
 
17時半に夕食を取りました。夕食のクオリティーは山小屋の平均からやや上のレベル。ご飯を2回お代わりし、食後には個室へ戻り持ち込みの久保田を一杯ひっかけ21時頃には就寝しました。
雷鳥荘の夕食

8月22日(土)は4時30分に起床。前日に用意してもらった朝食の弁当を食べ、余計な荷物をフロントに預け5時45分に出発しました。

一の越には6時51分着。写真撮影とトイレ休憩ののち7時1分に出発しました。三の越では視界が開け立山から南方の北アルプスの山々が望めます。
三の越から龍王岳、五色ヶ原、奥には薬師岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳

雄山山頂には7時42分着。黒部側をのぞき込むと御前沢氷河が見えます。御前沢氷河は、剱岳の三の窓氷河、小窓氷河と合わせ日本で始めて認定された氷河です。極東での氷河の南限に当たるとか。
御前沢氷河
雄山山頂
大汝山から真砂岳、別山、奥には剱岳
大汝山から野口五郎岳越しに槍穂高岳
 黒部ダムと黒部湖、右手前には御前沢氷河
 
7時50分に雄山発。大汝山、富士ノ折立、真砂岳、別山への縦走へと向かいます。富士ノ折立を過ぎたあたりで雷鳥の親子に出会いました。
 
雷鳥は今までに何度も見ていますが、ひなに出会ったは今回が初めてです。親鳥のあとを「ぴよぴよ」と鳴きながら追いかけていきました。
雷鳥の親鳥
雷鳥のひな(ピヨピヨ)
富士ノ折立から真砂岳、別山、剱岳、剣御前

大汝山(8:10)を過ぎたあたりから息子の体に異変が出現。左眼の痛みに、左鼻汁が止まらないとのこと。地獄谷からの有毒ガスが上昇気流によって左側から巻き上げられてきています。これが乾燥した左側の粘膜を襲ったようです。
 
途中からサングラス、マスクを着けたものの、その後も痛み鼻汁は続きます。剣御前小舎で約25分休憩(10:05-10:30)を取りました。休憩時にポカリスエットによる眼洗浄を行って多少は改善しましたが、その後雷鳥沢の下り、雷鳥平から室堂への登り返しで再度有毒ガス苦しめらることになります。
 
ちなみに私と家内はほとんど症状は出ませんでした。
真砂岳から室堂平、地獄谷、雷鳥平を望む
剱岳と剱沢
奥には白馬岳
雷鳥沢を降る
雷鳥平からの登り返しの途中からみた立山
 
11時39分に雷鳥荘に戻り、預けていた荷物を回収し11時49分室堂へ向かいます。室堂ターミナルへは12時14分に到着しました。室堂で昼食を食べようかと思っていたものの結構な待ち時間があるようでそうそうにバス乗り場へ。
 
室堂12:30の臨時高原バスにのり、美女平でケーブルへと乗り継ぎ、立山駅には13時半頃着きました。息子は立山駅のトイレで右眼の洗浄を行いました。洗浄により痛みは多少は改善したとのことで、車に戻り帰り14時15分ころ京都へ向け出発しました。
 
途中富山市内のドラッグストアで点眼薬、点鼻薬とティッシュを購入。点眼、点鼻によりさらに症状がマシになったとのこと。
 
流杉スマートICから北陸道にのり、名神(途中黒丸PAで夕食)-京滋バイパス-京都縦貫道を走り自宅へは19時ころにたどり着きました。