2013年3月30日土曜日

Beverage Antenna

上の写真はびわ湖ぺディションのビバレージアンテナを給電点から終端側に向け撮影したものです。湖岸の松林に2本のビバレージが架設してあることは以前に紹介しました。

私がびわ湖ではじめてビバレージアンテナに挑戦したのは2004年3月でした。COLさんは1990年代からビバレージに取り組んでおられ、2004年に私が200mのビバレージアンテナを架設した時点では受信状況に大きな違いがありました。その後私もカイゼンを重ねCOLさんのアンテナと同等の受信状況になるには数年を要しました。

ここ数年TPMWをねらうDXerの間でBOG(Beverage on ground)がトレンドとのこと。ビバレージアンテナの架設高を出来るだけ低くして(30-50cm程度)指向性を鋭くしようという試みで、箱根から東でのぺディションで効果を挙げているとの話をCOLさんからうかがいました。

ここびわ湖のビバレージはBOGとはかなり様子が異なりアンテナエレメントは地上高3-6mに設置しています。指向性より信号強度を優先した架設法です。

びわ湖では北東に指向性を出してもそのビームの先には国内局が多数あるために関東から東北の太平洋側でのように混信源をばっさりとは切れません。また箱根以東に比べ信号強度が弱く架設高を低くしたのでは信号そのものが拾えなくなってしまいます。

以前COLさんがスネイクアンテナの実験をされたときも利得が低くて2段のプリアンプを入れてようやく実用レベルの信号強度になったとのこと。それもプリアンプ由来の相互変調波のため結局は使えなかったと伺っています。

聴果の点からは関東から東北の太平洋岸でぺディションを行うのが一番なのでしょうが、ここ関西での受信限界を広げて行きたいという思いで今後もびわ湖ぺディションに参加して行こうと思っています。

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