2013年8月4日日曜日

FR-101 メーターランプ交換

写真はFR-101のフロントビュー。Sメーターのライトが点灯するようになりました。
Sメーターのランプはかれこれ30年以上切れたままの状態で放置していましたが、昨日ようやく交換したのでありました。

実は15年ほど前に一度メーターランプ交換にチャレンジしたものの、メーターに内蔵されたランプを目の当たりにして怖気づき、メーターをばらすことなく撤退した事がありました。

今回は覚悟を決めて事前にあちこちのサイトで作業手順を確認。昨日エイヤっと作業を開始しました。

いざ始めてみるとこれがうわさ通りの困難な作業で、メーターを完全にばらさないと安全にはランプを交換出来ません。中途半端な状態(メーター駆動部をケース内に入れた状態)でランプ交換をしようとすると、メーター本体のマグネットの影響で半田ごてやピンセットなどが予期せぬ方向へ動きメーター針やリミッターを破損してしまいそうです。

メーターを完全にばらすのも簡単な作業ではありません。フロントパネルを取り外した上で
①作業スペースを確保するため、FM DET基盤を取り外す。またFIXユニットの固定ネジをはずしFIXユニットをシャーシ外にずらす。
②下図のA(Sメーターの入力端子)の2つある手前のナットを緩め入力配線をはずす。
③下図Bのバンド表示ライト側で半田をとり抵抗を浮かせる。
④Cはメーターランプへの電源端子だがスプリングワッシャーがはさまれているためメーターを分解して、内部から+ドライバーをで支えてやらないとはずれない。
 
⑤フロントパネルにメーターを固定してる3つのネジをはずしてメーターを浮かす。
⑥メータークリアカバーをはずす。
⑦ランプならびにメーター目盛り版を固定しているビスをはずす。
⑧メーター目盛り版をメーター針に触れないようにとりはずし、上図のAの文字あたりにあるメーター本体を固定しているネジ2つをはずします。
⑨上図Aのメーター入力端子の残りのナットをはずし、ランプの配線に気をつけてメーター本体を取り出す。
⑩電源の配線(上図C)を内部からプラスドライバーで固定しながらナットをはずすと下図のようにメーターが完全にばらせます。


文字にしてみると簡単ですが、試行錯誤しながらここまで約2時間。
 
当初ランプはLEDに交換するつもりでオレンジのものを用意していましたがどうも色合いが合わず、後ほど抵抗で調整すればいいとホームセンター等で簡単に入手できるオーム電気の3V30mAのムギ球を使用しました(デフォルトのランプは9Vのものが使用されているそうです)。
 
電球2本がパラレルに入ること、またムギ球が想定していたより暗いため結局は追加の抵抗を入れることなく入れ替えを行いました。
 
後は取り外した逆の手順で組み立ていきますが、ワッシャーの入れ忘れがあったりで結局作業開始から9時間で(途中ジョギング、食事、入浴などの時間はありますが)、最後の30分ほどは家内の手を借りて組み上がったのでありました。
 

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