2013年7月26日金曜日

Collins 51S-1 快調です


Collins 51S-1が修理から戻ってきました。

数年前にJA3のOMさんから譲り受けた51S-1ですが、1年前から受信音が小さくなり、AFゲインをかなり上げないと十分に聞こえない状態となっておりました。さらに半年前にはAFゲインを最大にしても受信音が出なくなりました。

当初はAF段の不良かと思って12AX7や6BF5を突いてみましたが反応はなし。よくよくみてみるとAFゲインを上げていくとハム音が大きくなるのでAF段以前の不良との察しはつきましたがそれ以上は調べる事ができずにうっちゃっておりました。

今年の5月にSNSでお世話になっているリタイアされたエンジニアの方とのやり取りで「51S-1を動作させなくておいておくのはもったいないので」とのことで現役エンジニアのコリンズマニアの方をご紹介いただいて修理して頂けることになりました。

51S-1を送り出して4日後には連絡があり、中間周波トランスの終段T3の断線があり受信不能になっているとのこと。(下図;不良のT3)
修理には新たなT3が必要です。E-Bay(USA)で売りにでていると教えていただき、すぐさま購入しました。代行業者を介してアメリカから16日で手元に届きました。手元に届いた翌日にエンジニアの方へ転送。
転送して2-3日後には「受信できるようになりました」との連絡をいただきました。ただし長期間放置していたためあちこちに接触不良があるようで、しばらくエージングして他の不良箇所もチェックしていただけるとのこと。
 
さらに待つこと3週間、ついに修理完了の連絡をいただき先日51S-1が送られて来たのでありました。
 
クリーニング及び各部の調整もして頂いたようで非常に調子がよくJA3のOMさんからお譲り頂いた当初を上回るコンディションです。普段夏場は発熱が多くて51S-1の出番は少ないのですが、手元に戻って以降、連日コリンズの奏でる受信音に耳を傾けています。
 




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