PLL周波数情報のバックアップバッテリーを装着
前回に引き続きNRD-515の”気に入らない点を改善しています。
我が家のNRD-515の問題点
⑦長時間電源をOFFにしているとkHzのPLL情報がリセットされる。
⑧ΔFの可変周波数幅が広すぎてSSBのゼロインがしにくい。
⑨PBTがセンターでロックされる可変抵抗のため微妙な調整がしにくい。
⑩kHzダイアルが時々滑るような感じで反応が悪くなる。
前回は⑥の受信感度の問題について、高周波の信号ラインの調整、またSSBフィルター(2.4kHz)をコリンズのメカニカルフィルターに交換し改善がみられました。
今回は⑦のPLL情報の保持(Keep Alive)機能ができるように、バックアップ電源を装着しました(トップの図)。
NRD-515では電源をOFFとした後、長時間(一晩程度)経過するとkHz周波数の情報がリセットされます。
例えば"11980kHz"を受信していて、電源スイッチをOFFとします。数分~数時間までは電源を入れると"11980kHz"が受信できます。ところがこれが長時間(5-6時間以上)経過した場合(夜に受信していた状態で電源をOFFとして翌朝受信)に電源を入れた場合、受信される周波数は"11000kHz"になります。
最近の受信機ではバックアップのバッテリーが装着されていますが、NRD-515にはバックアップバッテリーの装着がありません。
WEBで調べてみると受信基板のTP35に+3~4.5Vの電圧を加えることでPLL情報が保持されるとのことでした。そこで私のNRD-515の受信基板でTP35を探してみましたが・・・見当たりません。
これまた調べてみると初期の個体ではTP35がないものがあると・・・
仕方がなくC283の+に1S1588にかわり手持ちにあった1S2067AEを接続してTP35を作りました。
C283 47μFの+に1S2067AEを介してバッテリーを接続
バッテリーにはCR2032 3Vのコイン電池を使用しました。
コイン電池の容量が220-240mAhであり、持続期間が心配だったのですが2019年11月8日にバッテリーをセットし2019年12月3日現在”keep alive"機能は"alive"です。
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