ご無沙汰しています。
YouTubeにアップした9R-59DSです。11780kHzのアマゾニア(だと思うのですが)を受信している様子です。非常によく来ています。ALA1530LNPを5分配した一つを59DSにつないでいますがフルゲインで受信するとメーターが振り切れてしまうのでRF-GAINを一目盛り絞って受信しています。
じつはこの59DS、先週京滋ミーティングのTAさんのもとに嫁いでいきました。40年前「幻の受信機」ということで知人からFEG-7とブツブツ交換で入手したものです。入手当初はその良さがよくわからず、もっぱら同時に所有していたR-1000ばかりを聞いていましたが、年を経るにつれてその良さがじわじわとわかるようになってきました。
40年前、強力局ひしめく中波帯は混変調が生じるため多くの受信機で感度を落としてあったのですが、9R-59DSでは全く感度を落とさず、それでもほとんど混変調を生じることなく受信できました。高い周波数帯は感度低下がみられるもののA-Cバンドの主要放送帯については非常に高感度で受信できました。
その後現在に至るまで合計4台の9R-59D(S)を入手しましたが、シャックが手狭になりRXの整理をすることとしました。今年京滋ミーティングに出席際TAさんに59DSの嫁入りの件を打診したところご快諾いただけましたので4台の59DSのなかで一番状態のいいものをお引き取りいただくことになりました。
嫁入りに先立ちこの59DSですが手を加えてあります。
①高周波増幅管を6BA6→6DC6へ変更(真空管のピン配置の配線変更)
②高周波増幅のカソード抵抗変更(180Ω→150Ω)
③抵抗、可変抵抗、コンデンサーの全交換
④局部発振6AQ8の残りの3局部を使ったカソードフォロワー
⑤周波数カウンター取り出しのバッファー回路
⑥劣化したメカニカルフィルターの交換(部品どり用の59DSから)
これらの整備により、59DSのオリジナルの性能(あるいはそれ以上)を発揮できるようになっています。
嫁入り前にその姿を残しておこうと動画を撮影しYouTubeにアップしました。
以下にその他の受信の様子のリンクを上げておきますのでお時間ありましたご視聴いただければ幸いです。
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