2014年4月20日日曜日

アマチュア無線 国家試験 勉強法 (1アマ2アマの巻)

写真はCQ出版社のいわゆる「野口本」です。1アマ、2アマ受験の際に使用しました。
 
3アマ試験後(アマチュア無線 国家試験 勉強法 3アマの巻)、1アマを受験するか2アマを受験するかで少し悩みました。ネットで検索してみると1アマと2アマは法規の試験はほぼ同じ難易度で無線工学で1アマが若干難しくなるとのこと。1アマを目指すのなら2アマは受けずに1アマ受験を推奨している方が多いようです。

自分自身でも試験問題を比較してみましたが確かに法規は1アマ2アマで出題傾向が多少違うもののほぼ同じレベル。無線工学は1アマでより広く深い知識が問われる印象ですが、簡単とはいえないものの2-3カ月の準備期間があれば合格できそうな雰囲気ではありました。

あくまで個人的見解ですが1アマの受験に必要な知識を100とした場合2アマ3アマに必要な知識量は
法規      1アマ 100   2アマ 90-95   3アマ 30
無線工学   1アマ 100   2アマ 65-75   3アマ 30
2アマをほぼ満点のとれる状態にして同時に1アマを受験した場合、法規は問題ないでしょうが、工学は当落線上ぎりぎりとの印象です。

3アマから1アマを受験するとなると法規、工学ともに2段階のレベルアップが要求されます。急いで1アマを取ったとしても現実的には200Wの局免が限界なので、安全策をとり2013年12月期2アマ、2014年4月期1アマを受験することにしました。

-2アマ1アマ勉強法-

2アマ1アマとも勉強法は同じです。3アマの勉強である程度の基礎が出来ているため今回はノートを作成せずいきなり過去問に取りかかります。3アマ同様に3回解きます。過去問は野口幸雄氏著の第2級(第1級)ハム国家試験問題集を使いました。誤植が多くいい評価をされない方もいらっしゃいますが誤植を見つけるのも勉強のうち。順番に問題を解いていくと自然と学習していけるように問題を並べてあるのもいいですね。

無線工学については過去問を順に解いていき間違った問題をチェックし、また間違った問題、理解していない項目をRadio-GXKさんのページ「無線工学を基礎から学ぶ 第1級アマチュア無線技士」を理解できるまで何度も読み返しました。

Radio-GXKさんの解説は「何故そうなるのか」に重点を置いて書いてくださっていますので1回で分からなくても何度か読めば「なるほど!」となります。野口幸雄氏著の「解説・無線工学」を購入はしたもののRadio-GXKさんのページを利用するようになりほとんど使わなくなりました。

計算問題をきっちりと解答しようとすると2アマで平方根、三平方の定理、対数、1アマではさらに虚数の計算、二次方程式の解など中学卒業から高校程度の数学力が要求されますが、限定的な計算であり中学生でもツボを理解できれば正解にたどり着けるように思います。

法規も同様に過去問を解いていきますが間違った問題、知らない項目はそれぞれ法律の原文を読むようにしてなるべく理解した上で覚えるようしていきました。法規の学習は特に2アマの勉強では時間がかかりましたがその分1アマの法規の勉強は楽にこなせました。

1アマ2アマともに試験申請を行う少し前から勉強を開始しました。2アマが10月1日出願12月8日試験、1アマが2月1日出願4月5日試験でした。毎朝1時間早く出勤し始業前の1時間を試験勉強にあて、週末は基本的には勉強しませんでした。ただし試験2週間前からは週末も勉強しました。3アマで基礎を作った上ですので2アマ、1アマと順に受験していく上はそれほど無理をしたという感じはなく試験対策をしていけたと思います。

最後に1アマ2アマの受験のポイントです。
①絶対に合格するぞ!という強い意志
②毎日(でなくとも出来るだけ)続けて少しでも勉強すること
③理解すること、何故そうなるか考えること(工学、法規ともに)
④丸暗記は最後の手、試験直前の1週間にできるだけ詰みこみましょう

試験結果(得点開示請求)

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