ヤエス(YAESU)のFR-101Sです。
FR-101は周波数表示がアナログのものとデジタルのものの2種類に大別できます。またそれぞれにスタンダード型とデラックス型がありました。
スタンダード型は当時のアマチュアバンド(10mは28-29MHz)のみが受信できるようになっていたのに対して、デラックス型ではアマチュアバンドに加え、放送バンド(120mb、90mb、49mbは受信できず)、CBバンドと、VHFの6m、2m帯をクリスタルコンバーターによって受信できるようにしてありました。さらにデラックス型ではFM復調ユニット、FM用20kHzフィルタ-、AM用6kHzフィルタ-、CW用0.6kHzフィルタ-が標準装備されていました。
メーカーではこれらのタイプの呼び方をFR-101スタンダード(FR-101S)、FR-101デラックス(FR-101D)、FR-101スタンダードデジタル(FR-101SDあるいはFR-101(S))、FR-101デラックスデジタル(FR-101DDあるいはFR-101(D))としていて、それぞれの販売価格はFR-101Sが109,500円、FR-101Dが148,000円、FR-101SDが145,000円、FR-101DDが180,000円だったと記憶しています。
私のFR-101Sは今からおよそ30年前に大阪日本橋の上田無線で展示処分品を購入し、その直後に中古のAM用およびFM用のフィルタ-や放送バンド、CBそしてハムバンド10mC,D用水晶を入手して短波放送を中心に楽しんでいました。さらにここ数年でFM復調基盤や50MHzと144MHzのクリコン基盤をネットオークションで入手し、今ではCWフィルタを除くデラックスもどきとなっています。
入手当初はよくR-1000と受信比較をして遊んでいました。AMモードでの比較ですが、早朝の60mbアフリカ局の受信時にピークでは差がつかないもののフェードアウト間際になるとR-1000ではヘッドフォンを使わないと了解できない状態でも、FR-101ではスピーカーで放送が楽しめるレベルで了解できていたのが印象に残っています。
昨年ほぼ受信不能となりハイソニックテクニカル(HST)さんのお世話になりました。安価で修理いただき現在また以前のように調子よく受信できるようになっています。
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