ホッケ山から南方を望む
手前に権現山、霊仙山。左奥には比叡山。
右遠方は愛宕山、六甲山、ポンポン山
昨日(2014年11月8日)に南比良を縦走してきました。坊村の駐車場に車を止めてランニングシューズをはき国道367号線を平バス停まで早足で歩きました。バス停小屋内のベンチに腰かけてトレッキングシューズに履き替え山歩きスタートです。権現山-蓬莱山-金糞峠-コヤマノ岳-武奈ヶ岳-御殿山と経由し坊村を目指します。
10月末の奥比良縦走に引き続き今回は南比良の縦走です。この2週間で季節はさらに進み晩秋の雰囲気。昨日は全体的に雲が多く青空もほとんど望めなかった空模様もあって、景色もややくすんだ1日でした。
平バス停から旧道を歩き権現山の登り口から植林帯に入ります。小一時間、適度な斜度を登っていくとそれまでの樹林帯から権現山頂上近くでいきなり展望が開けます。びわ湖~比叡山~北山、愛宕山の大パノラマ。下界はもやっていたのもあり幻想的な景色が広がっていました。
権現山からびわ湖方面
中央に三上山、琵琶湖大橋
手前霊仙山 奥には比叡山
正面奥に愛宕山、六甲山、ポンポン山も
権現山からはアップダウンを繰り返し琵琶湖を右手にみながらホッケ山、小女郎峠、蓬莱山まで気持ちのいい稜線(というより高原といった感じ)を歩いていきます。約50分で蓬莱山の山頂に着きます。
蓬莱山の山頂はびわ湖バレイの敷地内にあり、積雪期にはスキー場として、またそれ以外の季節には天空のアウトドアパークとして整備されています。
蓬莱北斜面には30万本のスイセンが植えられているそうですがこれをめがけてたくさんの鹿がやってくるとのこと。その獣害防止のため電気柵が設けられています。営業時間内はその一部が開かれており園内の通行は自由ですが、時間外にはゲートが閉じられ通行できなくなります。
蓬莱山の山頂はびわ湖バレイの敷地内にあり、積雪期にはスキー場として、またそれ以外の季節には天空のアウトドアパークとして整備されています。
蓬莱北斜面には30万本のスイセンが植えられているそうですがこれをめがけてたくさんの鹿がやってくるとのこと。その獣害防止のため電気柵が設けられています。営業時間内はその一部が開かれており園内の通行は自由ですが、時間外にはゲートが閉じられ通行できなくなります。
びわ湖バレイのホームページには平日9時30分~17時、土日祝日9時~17時が営業時間とあります。今回はびわ湖バレイ通過が11時前後と営業時間内だったので問題なかったのですが、早朝に通過する際には注意が必要です。
蓬莱山山頂から歩いてきた方向(小女郎峠、ホッケ山)を振り返る
蓬莱パノラマゲレンデ
この斜面にストックを持って立っていると気分はスキーヤー
よせばいいのに笹平まで一気に走って下りました
打見山からは木戸峠へ向かいます。ジャイアントコースを汁谷のリフト乗り場が見えるくらいまで下りゲレンデから離れます。比良岳まではトレッキングコースとして整備され目印も豊富で道迷いの心配もありません。
比良岳から先はややきつめのアップダウンが続きます。奥比良縦走のなだらかなアップダウンと比べ対照的でした。
葛川峠を過ぎ、烏谷山でちょうど12時となり昼食休憩としました。烏谷山の頂上は数人が休める程度の広さしかありませんが10分の休憩中には誰とも出会うことも無く雄大な景色を独り占め。
烏谷山の道しるべは山頂から少し東(びわ湖方面)へ下ったところにあります
昼食のあとさらに進みます。荒川峠を過ぎ南比良峠までは比較的急な登り下りがありましたが、南比良峠以降金糞峠まではなだらかな道が続きました。
金糞峠を13時に通過。ヨキトウゲ谷を経てコヤマノ岳を目指します。ところがここで問題発生。キヨトウゲ谷を歩き始めて数分たったころで右脚をつってしまったのでありました。昼食時になんとなく右脚に違和感があったので芍薬甘草湯を飲んでいたものの、前半の無理がたたって右脚が音をあげたようです。
しばらく立ち止まって様子をみても治まる気配がなく、しばし道端の石に腰掛て休憩。大橋から牛コバへの下山も頭によぎりましたが5分ほどで治まってくれたので当初の目的通り武奈ヶ岳に向け再び歩き始めました。
コヤマノ岳へは中峠を経ずに直接登ります。ダブルストックで右脚への負担を減らしゆっくりと登ります。あたりは葉っぱを全て落としたブナの林。だんだんと前方が明るくなってきて登りも緩やかになりコヤマノ岳に到着です。金糞峠からコヤマノ分岐までは標準コースタイムにおよそプラス10分の57分もかかりました。
コヤマノ分岐を過ぎるとブナ林越しに武奈ヶ岳の頂上が見える
ここからは頂上に立つ人の動きや声まで聞こえてきます
コヤマノ分岐からの最後の登りを今度は左脚をつりながら何とか登り、14時8分に武奈ヶ岳頂上に到着です。平バス停を8時54分出発ですからここまで5時間14分かかったことになります。
山頂は14時過ぎという遅い時間にもかかわらず大勢の人
武奈ヶ岳山頂から蓬莱山を望む
今日あそこから歩いてきたんだなぁ
北方向 釣瓶岳に蛇谷ヶ峰
武奈ヶ岳山頂で水分補給としばしの休憩をとり14時12分下山開始。ワサビ峠から御殿山の登り返しにまた脚をつったもののすぐに治まり、坊村のトイレ前に着いたのは15時25分でした。
今回比良全山縦走の前半部分を試走のつもりで気楽に出かけましたがこれが結構手ごわかった。特に坊村から平までを先に歩いたのが失敗でした。
坊村から平までは距離にして6km登り標高差150mの歩きですが、これを1時間弱の早足で歩いたことでスタミナを食われ、本来知りたかった平から武奈ヶ岳までの消耗度が分からなくなりました(これでは試走の意味がない)。また調子に乗ってびわ湖バレイのゲレンデを走ったのもいけなかったと反省しています。
坊村から平までは距離にして6km登り標高差150mの歩きですが、これを1時間弱の早足で歩いたことでスタミナを食われ、本来知りたかった平から武奈ヶ岳までの消耗度が分からなくなりました(これでは試走の意味がない)。また調子に乗ってびわ湖バレイのゲレンデを走ったのもいけなかったと反省しています。
比良全山縦走にはペース配分をしっかりと考えなければいけないようです。
坊村トイレ前 7:50
平バス停 8:48-8:54
権現山 9:51
ホッケ山 10:14
小女郎峠 10:26
蓬莱山 10:43
打見山 10:56-11:00
木戸峠 11:10
葛川越 11:40
烏谷山 11:55-12:05
荒川峠 12:22
南比良峠 12:32
金糞峠 13:00
コヤマノ分岐 13:57
武奈ヶ岳 14:08-14:12
御殿山 14:33
坊村トイレ前 15:25
GPSデータ
沿面距離 25.7km
累積標高差 2271m
時間 7時間35分
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