鵜の子谷林道入り口
今日(2015年10月17日)は朝から老ノ坂峠の西にある鵜の子谷を遡上し小塩山へ登ってきました。
昨年約30年ぶりに山歩きを再開、京都西山の小塩山から大暑山をゲレンデ(ホームグランド)として毎週のように歩いてきました。地図上にある道はもちろんのこと地図にはない山道を見つけ色々なシーンをイメージでして山歩きの技術、体力を身につけてきたのでありました。
ところが今年8月の西穂高岳「上高地―西穂高岳(日帰りピストン)」、また先月の八丁平からの下り「峰床山(鎌倉山と八丁平)」などで体のバランスが要求されるような岩稜歩き、崩落した不安定な登山道、また沢歩きで苔むして滑る岩の上などを歩くような場合、まだまだトレーニングが不十分なようで何度か怖い思いをしました。
先日西山の地図を眺めていると、小塩山の北面に沢歩きのトレーニングによさそうな谷が目に止まりました。Web上で調べてみると鵜ノ川源流の「鵜の子谷」という谷で、歩かれたみなさんの評判もそこそこ楽しめるとのこと。昨日下調べをして今日遡上を決行したのでありました。
自宅近くのバス停から8時台後半の亀岡行バスに乗ります。沓掛IC、老ノ坂峠を過ぎ、峠西口で下車します。
普段この停留所で降りる人はほとんどないのでしょう、「次止まります」ボタンを押したのですが運転手さん停留所をオーバーランして停車されました。
峠西口のバス停
峠西口バス停から国道9号線を亀岡へ向け下ります。路側帯がほとんどなくガードレールギリギリに歩いても至近距離を通り過ぎていく車の風圧をもろに感じます。下り坂の直線道でかなりスピードの出るところで歩いている本人も怖いですが追い越していくドライバーも怖い思いをしていることでしょう。
ここ(旧道)をまっすぐ進みます
バス停から約150mほど下ると旧道が現れます。国道の路側帯から旧道へ進みそのまま歩きます。両端から草が張り出してきていて、「痛っ‼」 ・・・ 何気なく触った草が野ばらでした。朝からついていない↷
旧道をしばらく歩き、鵜ノ川にかかる橋を渡ると鵜の子谷林道の入り口に着きます。ここでストックを取り出し山歩きモードへ。
鵜の子林道入り口
入口ゲートを乗り越え林道を進みます。入口からしばらくは砂利道で轍やタイヤの跡もありますが10分も歩くと膝上まで伸びた草が林道を覆い地面が見えなくなります。
膝まである草が林道をおおう
この草原を過ぎるとタイヤ痕はなくなります。かわって鹿の足跡が多数出てきます。そのうちに道もぬかるみ、苔むしてきてとても林道(車道)とは思えなくなってきます。
林道にかかる橋
林道入口から左岸に道がついていますが途中に橋があり林道後半は右岸を歩きます。さらにこのまま進んんで林道終点(車が通らなくなって久しいためかどこが終点かわかりにくいですが谷が二股になっているところ)を右俣へ進みます。
林道終点の大岩
林道終点の大岩を右手に見て通りすぎます。その後沢を何度も渡渉し、薄い踏み跡の残る崩れた巻き道、時には沢の中などを歩き遡上していきます。
踏み跡の途切れるところに目印は全くありません。自分でルートファインディングをして歩かなければなりません。基本的には沢筋の両岸どちらかを歩けばいいのですが時には沢の中を歩くことも・・
しっかりとした踏み跡のど真ん中にたまにテープが見られますが全くあてにはなりません。
自転車の放置場所(皆さん載せておられるので・・・)
自転車の放置場所を通り過ぎます。道が間違っていない証拠。
標高360mの二股(上流から下流を見る)
標高360mの二股は皆さんが書いておられるように分かりにくい!杉の幼木が岸に密集していて沢筋を見通しにくく二股の左俣への降り口を見つけるのに多少時間がかかりました。
標高400m広場(下流方向)
標高360mの二股からは傾斜も緩やかとなります。やがて谷筋が90度右へ曲がったところにちょっとした広場が現れます。ここでしばし小休止。
この400m広場から沢筋をつめて行くと大暑山からの縦走路と林道の出会へ、左岸の支尾根に取りつき尾根筋を登っていくと・・・
400m広場から左岸の支尾根への取りつき
支尾根を登る
支尾根にはかなりしっかりとした踏み跡があります。どこを歩けばいいのか悩まなくよくなりますが、結構登りがきつです。
Nの谷の資材置き場
右手にNの谷のネットが見えてきてやがてNTT電波塔にたどり着きました。結構疲れました。体幹(インナーマッスル)にかなりの疲労感があります。
ブラックサンダーを1つ食べ10分ほど休憩、いつもの北春日町を降り自宅へは13時前に帰りました。
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