2013年1月28日月曜日

AR7030PLUS



AORのAR7030は非常に聞きやすい音質の受信機で強入力特性にも優れ、またBCLのニーズをくみ取った設計がされており、特にフィルタに関しては最大6個(スルーを含む)の帯域が選択可能です。それぞれの受信モードに応じてこれらのフィルタを独立して選択することができます。

フィルタベイは5つ用意されムラタのセラミックフィルタのCFU、CFW、CFK、CFR、CFJ455Kがそのまま装着できるように基盤に穴があり、このうち2つにはコリンズのPSタイプのメカニカルフィルタも直接装着できるように設計されています。またオプションのクリスタルフィルタボードを利用すればNDKのYF455系のクリスタルフィルタが最大3個(この場合もフィルタの最大装着数は5個のまま)実装できるようになっています。

まずデフォルトの設定ですが、AR7030ではCFJ455K14、CFW455IT、CFW455HTが、AR7030PLUSではCFJ455K14、CFK455J、CFW455ITが装備されています。

NRD-545のようにBWCで簡単に帯域設定を変更できるのならいいのですが、AR7030ではフィルタベイが豊富とはいえデフォルトからのフィルタの交換にはハンダをとって付け直さないといけません。



手持ちのAR7030PLUSにはSSBゼロビート受信用にSSBフィルタをそろえて使用しています。ムラタCFJ455K14(2.2kHz)、ヤエス/コリンズ YF-115S-02(2.4kHz)、ムラタCFJ455K13(2.6kHz)、AOR/コリンズMF6(4.9kHz)、ムラタCFR455H(5.9kHz)とフィルタベイに満タン(サイズ、数ともに)です(カッコ内帯域はAR7030表示)。コリンズのメカフィルは損失も少なくSSB、AM用ともに音質も良く非常に気に入っています。

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