2013年1月26日土曜日

NRD-545

 
日本無線(JRC)の通信機型受信機です。
中間周波段以降の回路をデジタル処理(DSP)された受信機で了解度がいいのが特徴です。

ただし強入力特性、AGC特性に多少問題があって、モンキーチャッターや狭帯域ダイナミックレンジが低い(5kHzセパレートで68dB;Sherwood Engineering, Receiver Test Data)といった点が指摘されていました。その後に発売された高級業務機のNRD-630ではこれらの問題点が解決されいるそうです。

ダイナミックレンジの問題はDSP protection filter(ルーフィングフィルターと表現される方もいらっしゃいますが本来のルーフィングフィルタは70.455MHzのFL1がこれにあたります)をデフォルトのCFK455F(-6dB12kHz)からCFK455G(-6dB8kHz)やCFK455H(-6dB6kHz)に変更することで改善するとされています。(関連記事→Dsp protection filter

手持ちの545ではCFK455Gに変更し、Sherwood Engineeringによれば5kHzセパレートのダイナミックレンジが66dB→73dBに改善されているようです。(関連記事→NRD-545②

「Wコールがききたくて」総合索引へ

0 件のコメント:

コメントを投稿