2013年4月10日水曜日

ぺディションでの雑談

 
上の図は2013年春のびわ湖ぺディション23時1640kHzの受信画面です。PERSEUS使いの皆さんはこの図だけをご覧になられておおよそ受信状況が想像できるかと思いますがいかがでしょう?

キャリアはノイズレベルから30dB近く浮いていますし、両サイドに混信局も無く普通に考えれば非常に良好にKDIAが聞こえているのだろうなと見るのは私だけでしょうか。・・・ところが実際の受信音はほとんど変調が乗らず、ところどころ音になる程度でとても局名確認にまで至りません。

まさにぺディションでこの1640kHzを聞いているとき、COLさんがこの「キャリア強いけど変調弱い」問題を提起されました。「PERSEUSで確認が取れるか否かはノイズレベルから20dBキャリアが強いことが必要条件。ところが20dB以上キャリア強くても、変調が非常に浅くて確認の取れない局に時々出くわすがこれ如何に」と。

 
その答えの1つがこの上の図ではないかと思います。同じ時刻の1640kHzを帯域を狭めて拡大してみました。そうするとトップの図で1つに見えたキャリアが実は3つあることに気が付きます。トップの図ではこれら3つのキャリアが合わさって1つの強いキャリアのように見えており、またこれら3局混信のため受信音が明瞭にならなかったのではと考えます。

そういえばPERSEUSでキャリアをチェックしている際にブロード(幅広い)なキャリアに時々出くわします。経験的にキャリアがブロードな時にはたいてい変調が浅いと感じてはいたのですが、その原因が複数局の入感であったとは・・・これもCOLさんの問題提起があってこそ。その観察眼には脱帽です。

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