2014年4月18日金曜日

アマチュア無線 国家試験 勉強法 (3アマの巻)

昨年秋から今年春にかけて3アマ、2アマ、1アマと受験しました。受験の動機はいろいろありますが断片的に並べてみると

①普段子供たちに「勉強しろ」と言うわりに自分の勉強している姿をみせていないこと→何でもいいから勉強しようと。
②電子工作の際、自分で思う存分回路の設計が出来るように電子回路の勉強がてら。
③上級資格でも電気通信術がなくなったためペーパーテストだけで資格がとれるようになっていること。
④BCL用の受信機の新規発売が無いなかトランシーバーは新製品がそこそこ市場に投入されていて、トランシーバーの受信部分だけを使うのではもったいなくてどうせなら合法的に送信もできるようにと。

このうち②については1アマのテスト範囲ですら「無線設備の理論、構造及び機能の概要」であり詳細に回路の設計を出来るには程遠いレベルでほとんど役には立ちませんでした。
③についても電気通信術の試験は無くなったとはいうもののCWを出せる資格を取ってみると、実際に運用したくなり練習を行うようになりました。最近ようやく旧2アマの45字/分が取れるようになってきましたがCWでQSO出来るようになるにはまだまだ練習が必要です。

前置きはさておきここからが今日の本題です。アマチュア無線の国家試験に際してどのような対策をしたのかを書いていきます。

-まずどの級から受験するか-

小学生のころから電子工作は好きでしたが大学は理系であったものの生物関係の学部だったため、工学に対する基礎学力は大学教養の物理で少しかじった程度のレベル。また無線とは縁のない生活をしていましたから法規については全く一からの勉強になります。このためまずは基礎づくりで3級から受験することにしました。4級を飛ばしたのは試験の難易度がCWの有無の違いでほとんど変わらなかったからです。
3アマを受けようと思い立ったのは昨年(2013年)の6月下旬、9月期の試験申し込みの受け付け開始が7月1日で同日にネット申し込みを行い後日受験料を払い込みました。申し込みと同時期から試験対策を始めました。

-3アマ勉強法-

3級の勉強には「第3級ハム国試要点マスター」を使いました。過去問と簡単な解説が掲載されています。この解説部分をまとめてノートを作成しました。単に3級の合格だけを考えるなら解説を2‐3日流し読みするだけで十分だと思いますが、その後の上級試験の基礎とするため約10日かけてじっくりと咀嚼していきまいた。

ノート作成後過去問に取り掛かります。過去問は3回やります。計算問題も毎回きっちりと計算します。計算問題は四則計算、分数の計算が出来れば十分で(なかには平方根を扱う問題もありますが使われる数字は簡単なもので平方数のルートが分かればOK)普通の中学生なら確実に、また小学生でも平方根を理解できれば太刀打ちできるレベルの問題です。また計算を行う際には有効数字2桁で行います。

と簡単そうに書いてみたもののこの計算が結構くせもの。普段は筆算などほとんどやらず電卓にたよりっぱなしなのでいざ筆算をやってみるとまーよく間違うこと!計算結果が選択肢の中にないことが何度もありました。これも慣れで続けてやっていると間違わなくなります。

過去問3回もおよそ10日でやり終わりました。3回やって一度も間違うことのない問題はもう見ません。一度でも間違った問題にはチェックをつけて何度も見直します。初めはモールスがネックになるのではと一番に手をつけましたが数日もすると欧文、数字は覚えられペーパー試験は簡単にこなせるようになりました。

意外と手ごわかったのは法規の問題。法律の条文は普段接することがないので、その言い回しには違和感を感じました。ただし問題そのもので問われる単語は限られているので過去問で傾向をつかめば簡単。申請する、届け出る、許可を受けるは要注意、確実に覚えましょう。

ネット上で三級四級の試験問題を提示してくださっているサイト「アマチュア無線試験問題」を模擬テストがわりに利用させていただきました。試験対策開始後3週間の時点で90%以上は安定してはとれるようになっていました。

この時点でまだ7月の中旬。関西アマチュア無線フェスティバルで当日申請の当日受験ができる試験のがあることに気がつきましたが、すでに9月期の払い込みも終わっているので関ハムの試験はパス。7月下旬から9月の試験の1週間前まではダイエットに、コリンズ、FR-101などに時間を取られほとんど勉強せずに過ごしました。

試験1週間前から再度過去問に目を通します。やはり3回続けて間違ったとことろは続けて間違うことが多く、要チェック。試験当日も行きの電車のなかで過去問を一通り流します。

実際の国家試験ではこれまたほぼ過去問通り。約10分で解答を済ませ、退室可能時間まで何度もみなおしました。試験後解答がアップされてないかと探してみましたが見当たらなかったのですが手ごたえは十分。自分では減点なしで合格したつもりでいます。

つづき→1アマ2アマ勉強法

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