2013年6月2日日曜日

フィリピンFM局

上はフィリピン最南部、ダバオのFM局DXWTのステッカー。

今からちょうど4年の前の2009年6月2日の18時過ぎ。早く帰宅し、ふとIC-R8500の電源を入れダイアルを90MHzから上にまわしていくと92.3MHzでぽつんと英語の放送が聞こえているのに気が付きました。

Eスポシーズン真っ盛りで、数日前に南大東島のFM局を聞いていた状態でアンテナ(5エレ)も南を向いたまま。

台湾の英語とはちょっと印象が違い、サイパン、グアムのFM局を疑いすぐさま録音を開始しました。約10分受信の後フェードアウトしました。

その後録音を何度か聞いていると"WET"と聞こえるような??? COLさんに録音を送り聞いていただくとどうやらフィリピンのFM局、DXWTと確認できるのではとの結論になりました。

FM放送は通常100-150km程度遠方の放送が聞こえればかなり遠くの放送を聞いたという印象ですが、夏場にはスポラディックE層(Eスポ)という特別な伝播状態が生じることがあり1000-2000km離れたFM局やTV局が受信できることがあります。ここ京都から2000kmとなると台湾の最南部あたり、九州からだとフィリピン北部が可聴範囲となります。

ところでこのフィリピンFM局、京都からは3300kmはなれています。2ヶ所にEスポが生じないと聞こえないはずで非常にまれな事。

10年に1度あるか無いかのチャンスで、この時とばかり受信音とともにレポートをDXWTに送りました。数日してE-mailで連絡があり受信を確認したとのこと。その後さらに数日して上のステッカーとベリレターが送られてきました。

毎年この時期には92.3MHzにあわせてみますがかすりもしません。以下に当時の受信音のID部分です。

DXWT 92.3MHz 20090602

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