写真左のノイズアンテナはフラフープの中に5C-2Vを通しそのシールド部分をアンテナエレメントとして使用しています。アンテナ直下にはフロートバランを入れ50Ω系の同軸ケーブルでANC-4まで引き込みました。
上記の受動ループをノイズアンテナとして使用するまでに、ANC-4付属のロッドアンテナ、RF Systems社のEMFやショートワイヤー(2-5m程度)を室内やベランダに設置し試してみましたが、ワイヤー系のアンテナとALA1530とではノイズの乗り方に差があってかALAで問題となってくるノイズ成分をうまくキャンセルすることが出来なかったのでありました。
仕方なく良くない頭を絞って考えました。
まずはノイズアンテナの設置場所。
ノイズアンテナを室内に設置した場合、屋外のALAで受信しているノイズ以外のPCやTVなど不必要なノイズを拾ってしまい、キャンセルしたいノイズをうまく打ち消せたとしても逆に室内のノイズが表に出来てしまうのではないかと。・・・そこで設置場所についてはALA同様に屋外でALAに干渉しない程度の距離に設置することにしました。
次にアンテナの形状です。
ALAのようなループアンテナはワイヤーアンテナに比べ電界成分よりも磁界成分に対する感度が高いとされています。ノイズアンテナにワイヤー系アンテナを使用した場合、受信機を2台並べてALAと受信音を比較しみるとノイズの拾い方に差があることが実感できます。それでもANC-4をうまく調整すれば目的とするノイズのキャンセルも可能だったのかもしれませんが私のような不器用なオペレーターでは何度やってもすっきりとはノイズが消えてくれません。
それならノイズアンテナも同じループにすればいいじゃないの。とやってみたのが前述の受動ループです。引き込みのケーブルが余計なノイズを拾わないようにアンテナ直下にフロートバランを入れています。
このノイズアンテナ、ほどよくノイズを拾ってくれます。またメインの目的信号があまり強くならないということもあり、ANC-4のNOISE PHASEとNOISE GAINのつまみを調整すると「すーっ」とノイズが消え目的信号が浮いてくるのが実感できたのでありました。
以前にも書いていますが、それでも冷蔵庫(ノイズ源)の電源を抜くほどの効果ありません。目的信号がぼやけてしまいノイズのない状態と比べれば了解度は悪くなります。ANC-4とALAをお持ちでノイズの発生源の電源を切れない方には有効かもしれませんが、ALA本体(昨年購入したのは総額¥33k)よりも高額なANC-4をお試しあれとはなかなか簡単にはねぇ
以上7-8年前の回顧録でした。
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